研究課題/領域番号 |
20H01246
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
野中 進 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (60301090)
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研究分担者 |
村田 真一 上智大学, 外国語学部, 教授 (00265555)
古宮 路子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (00733023)
宮川 絹代 東京大学, 大学院総合文化研究科, 学術研究員 (40757366)
Grecko Valerij 東京大学, 教養学部, 特任准教授 (50437456)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ロシア文学 / 近代文学 / 世界文学 / 文学理論 / 小説 |
研究実績の概要 |
2022年度は最終年度として、(1)各研究者の研究成果の完成、とともに(2)研究チーム全体としての成果発信、が研究の柱となった。 (1)について特筆したいのは、研究代表者による単著である:野中進『ロシア小説講義ノート』(埼玉大学教養学部リベラルアーツ叢書、2022)。これは本研究プロジェクトのキーワード「ロシア文学」「近代文学」「世界文学」「文学理論」「小説」のすべてに渉る成果である。なお、本書は紙媒体で出版されたが、2023年12月には改訂版をPDF版でオンライン公開し、研究成果の社会還元を行った。(1)に関するその他の業績については業績欄を参照されたい。 (2)については、村田真一が研究代表者を務める「芸術的媒介性と翻案理論の確立:スラブ語圏と日本による舞台芸術研究の創造的展開」(20K00479)と合同で国際会議を開催した(於ヴェネツィア大学、2023年3月2-3日)。本研究チームからは村田真一(分担者)、古宮路子(分担者)、宮川絹代(分担者)が参加した。なお、この国際会議の成果は国際論集として2023年に出版された:Shin’ichi Murata and Stefano Aloe (eds.), The Reception of East Slavic Literatures in the West and the East, Firenze: Firenze University Press, 2023. 322p. 以上のように、個々の研究者の取組みについても、研究チーム全体の取組みについても最終年度にふさわしい研究実績を残すことができた。 なお、2022年2月24日から始まったウクライナ戦争のために、ロシアへの出張が現実的に不可能となり、研究計画の一部を2023年度に繰り越したが、その部分についても以下の学術書評などの成果を出した:野中進、[書評]三浦清美『ロシアの思考回路 その精神史から見つめたウクライナ侵攻の深層』扶桑社新書、2022年、295頁、『ロシア文化研究』30号(2023)、111-115、早稲田大学ロシア文学会。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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