研究課題/領域番号 |
20H01272
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
濱田 麻里 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80228543)
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研究分担者 |
和泉元 千春 奈良教育大学, 教育連携講座, 教授 (00625494)
金田 智子 学習院大学, 文学部, 教授 (50304457)
齋藤 ひろみ 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (50334462)
河野 俊之 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (60269769)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 教師教育 / インタビュー調査 / リフレクション / コア・リフレクション / コルトハーヘン |
研究実績の概要 |
登録日本語教員制度がスタートし、質の高い日本語教員の養成が求められている中、養成を担う「教師教育者」の成長をいかに支援するかが大きな課題となっている。本研究はそのための具体的な方策を明らかにすることを目的としている。 専門家の専門性の向上においては、「省察的実践家(ショーン2007)」という概念で知られるように「省察(リフレクション)」が重要である。教師教育におけるリフレクションの手法として、コルトハーヘンは、ポジティブ心理学を背景とした「コア・リフレクション」という手法を提唱している。本年の研究では、このコア・リフレクションの手法が教師教育者のリフレクションにおいても同様に有効であるかを検証した。 まず、コア・リフレクションは、お互いの専門性の違いに関わらず成長を促し合えるという点おいて、大きな可能性があることがわかった。 一方、リフレクションの過程を振り返ったところ、必ずしもコア・クオリティをうまく引き出せていない例があり、相手のコア・クオリティを見出すためには、かなりの訓練が必要であることが明らかになった。また、コア・クオリティが実践の中でどのように発露するかは、語りの対象となる実践によって異なることが示唆された。また、コア・リフレクションに参加する人々の関係性や背景がリフレクションの質に大きな影響を与える可能性があることもわかった。 教師教育者の成長を支援するためのコア・リフレクションを効果的に運用する方策についてはさらなる検討が必要である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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