研究課題
本研究の目的は,英語学習のやる気(動機づけ)が伝染するメカニズムを解明することである。ペア/グループ活動に焦点を当て,学習者の動機づけが変化/発達するプロセスを複数の研究手法を組み合わせ統合的に記述/分析/考察した。今年度は研究期間の最終年度ということもあり,これまでに得られた研究成果を広く公開/共有し,英語教育学や第二言語習得研究に新たな研究領域を創出するとともに,高等教育レベルでの英語教育のさらなる高度化/活性化を目指した。具体的には,まず国内外より当該分野の研究を先導する研究者らを招聘し,国際シンポジウムや各種公開研究会などを企画/実施した。前者(国際シンポジウム)の例として,2023年11月4日~5日に北海道大学のクラーク会館で2023年度多層言語環境研究国際シンポジウムを開催した。その中で,研究代表者,ならびに研究分担者らによるシンポジウム「グループワーク×英語授業―やる気が伝染する学習活動のデザイン」を企画し,学習者が相互にやる気を高め合いつつ,グループワークに主体的に取り組むために必要な学習活動のデザインについて,リーダーシップ,協同学習,グループ分け,自己・集団効力感といったキーワードを通じて議論を行った。また,後者(各種公開研究会)の例として,2023年7月5日に明治大学中野キャンパスで公開講演会を企画し,「英語学習者の動機減退に関する研究の今までとこれから」といったテーマに関して,講演,研究発表,全体でのディスカッションを行った。これら一連の取り組みを通じて,得られた成果や残された課題等を整理し,今後の研究のさらなる進展を見通すとともに,得られた成果については国内外での学会発表や学術誌を通して広く公表することを通じて,積極的に発信し知見を共有した。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 図書 (2件)
International Journal of Applied Linguistics
巻: 34 ページ: 316~332
10.1111/ijal.12495
明治大学人文科学研究所紀要
巻: 91 ページ: 231~246
ARELE (Annual Review of English Language Education in Japan)
巻: 35 ページ: 33~48
大修館英語通信 What's New!
巻: 7 ページ: 16
Language Testing
巻: 40 ページ: 1043~1046
10.1177/02655322231186707
RELC Journal
巻: 54 ページ: 667~682
10.1177/00336882211012785
英語教育
巻: 9 ページ: 22~23
巻: 5 ページ: 16
巻: 6 ページ: 16