研究課題/領域番号 |
20H01290
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
廣森 友人 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (30448378)
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研究分担者 |
桐村 亮 立命館大学, 経済学部, 教授 (40584090)
田中 美津子 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 准教授 (70732840)
三ツ木 真実 小樽商科大学, 言語センター, 准教授 (80782458)
吉村 征洋 龍谷大学, 農学部, 准教授 (90524471)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 英語学習 / 動機づけ / エンゲージメント / ペアワーク / グループワーク / グループダイナミックス |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,英語学習のやる気(動機づけ)が伝染するメカニズムを解明することである。ペア及びグループ活動に焦点を置き,学習者の動機づけが変化・発達するプロセスを複数の研究手法を組み合わせて詳細に記述,分析,そして考察した。学習者が互いにやる気を高め合う中で,ペア及びグループワークに主体的に取り組む環境の創出には様々な要因を念頭に置く必要がある。本研究での一連の研究成果から,リーダーシップ,協同学習,グループ分け,自己・集団効力感といった要因は,学習活動のデザインにおいて特に留意すべきであることが示唆された。
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自由記述の分野 |
応用言語学,第二言語習得研究,英語教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の英語授業では,コミュニケーション活動を重視した教育が進んでいる。具体的には,生徒が主体となって学ぶ協同学習やタスクを用いた指導が取り入れられ,ペアやグループでの活動が増加している。この傾向は言語習得には有効だが,コミュニケーション中心の授業に不安を感じる生徒も少なくない。そのため,うまくいかないペアやグループの問題点や成功しているペアやグループの特徴を明らかにすることができれば,より効果的な指導法の開発に寄与し,動機づけ研究の発展にもつながる。本研究の成果は,学校教育における学びの充実と学習環境の創出に対して有益な示唆を提供すると考えられる。
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