研究課題
当年度も引き続き、オンラインによる研究チーム(協力者含む)内の意見交換を逐次行い、可能な限り研究成果を公開した。また、本研究の一部は国内外の学会で発表し、多分野の研究者からのフィードバックを得た。このほか、新型コロナウィルス感染防止のための諸規制により、これまで制約を受けていた諸活動を可能な限り実施した。これまでの研究の過程で、対外言語普及が世界各地の消滅危機言語の思想や保全にも大きく関係していることを認識するに至り、その観点から本研究の発展的研究として、消滅危機言語の保存・継承・復興に関連する研究、およびその他の関連テーマの研究も積極的に推進することとした。当年度において、その成果の一端を公表することができた。2021年度に本研究の中間報告として、代表者、分担者の共著となる英文論集を刊行したが、さらに発展的な研究の成果を含む論集第2集を構想し、編集作業を行った。これは急激な物価上昇などの理由により刊行が遅れているが、近々に完了させたい。新型コロナウイルス関連の諸規制に伴って2020年度分から研究計画を一部変更して実施している米国立公文書館(NARA)所蔵資料のデータベース化、アーカイブ化も、これまでと同様に実施した。これは韓国、沖縄における米国の対外言語普及政策・事業に関連するものであり、今後、成果を出していきたいと考えている。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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椙山女学園大学研究論集 : 人文科学篇
巻: 54 ページ: 77-86