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2023 年度 研究成果報告書

維新政権期の木版刊行物に関する学際的研究およびオープンサイエンスの推進

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01319
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03020:日本史関連
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

藤實 久美子  国文学研究資料館, 研究部, 教授 (90337907)

研究分担者 箱石 大  東京大学, 史料編纂所, 教授 (60251477)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード太政官日誌 / 行在所日誌 / 江城日誌 / 鎮台日誌 / 鎮将府日誌 / 東京城日誌 / 聴観新文聚
研究成果の概要

本研究では研究目的を達成するために3つの部門を立てて、研究を遂行した。
<現地調査部門>コロナ感染症のまん延の影響を受けたが、現地合同調査を6回、現地個別調査を13機関で実施した。<官版日誌類フルテキスト化横断検索プロジェクト部門>まずマネジメント・プランを策定し、2023年11月1日に慶応4年・明治2年刊の官版日誌類6種類、計212号分(累積390号分)を翻刻し、情報解析を可能とするためのDBを完成させた。 <研究共有部門>研究会・勉強会を開催し、研究論文と現地調査報告書を成果として公表した。研究成果は本科研専用のHPによって逐次発信に努めた。3種類のWEBページの管理は委託業務とした。

自由記述の分野

日本史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、『太政官日誌』をはじめとする木版刊行物(いわゆる官版日誌類)を対象に、政治史・村落史・書籍史料研究・メディア史・アーカイブズ学の蓄積をもつ7名による学際的研究である。官版日誌類の刊写本、木版刊行物へと研究対象を拡張させ、情報格差、口承文化と官版日誌の接続を見通し、維新政権期の政治・経済・文化の有機的関係性を立体的に描いた。
本研究では、研究の過程で生成した現地調査情報を報告書として逐次HP上で公開した。また官版日誌類のフルテキスト化により横断検索および情報解析を可能とした。これらは人文学にみられない新しい「知」の共有化の1モデルである。これらが本研究の社会貢献の側面での評価である。

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公開日: 2025-01-30  

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