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2023 年度 研究成果報告書

オスマン帝国における社会階層とジェンダーに関する国際共同研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01322
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
研究機関東京大学

研究代表者

秋葉 淳  東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00375601)

研究分担者 川本 智史  東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (10748669)
小笠原 弘幸  九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (40542626)
守田 まどか  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (40896304)
松尾 有里子  成蹊大学, 文学部, 客員研究員 (50598589)
澤井 一彰  関西大学, 文学部, 教授 (80635855)
岩本 佳子  京都大学, 文学研究科, 准教授 (90736779)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードオスマン帝国 / 社会階層 / トルコ / 国際共同研究 / ウラマー / 軍人 / 教育 / 法廷文書
研究成果の概要

本研究の目的は、17世紀以降のオスマン帝国社会の変容を社会階層とジェンダーという視点から明らかにすることである。この課題につき、ウラマー(特に裁判官)や軍人(特に近代の将校)をはじめとする、オスマン帝国社会を構成する多様な社会集団の社会的位置付け、出身階層、国家との関係などを検討し、また、とくに学校教育と法廷という場に着目して、その利用者の社会階層とジェンダーを分析して女性や庶民層の役割を浮かび上がらせた。こうした研究を国際共同研究として、海外の研究者たちとの協働を通じて展開し、セミナー、ワークシップ、国際会議などを開催することで研究成果を共有しあい、海外研究者との研究協力関係を築いた。

自由記述の分野

オスマン帝国史

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来のオスマン帝国史研究が国家を中心に捉える傾向が強かったのに対し、本研究は社会に重点をおいて社会階層とジェンダーの視点から分析を加え、独自の知見をもたらした。依拠した史料についても、未利用の史料の発掘や新しい利用法の開拓により、独創的な成果を生んだ。また、本研究は国際的な協働を推進し、国際共著論文の刊行や国際学会でのパネル発表など、国際的な学界でも成果を残した。研究会は原則的に公開で行い、2022年以降は多くを対面とオンラインで同時開催した。これによって実際に研究者でない一般参加者もあった。オスマン帝国の世界史的重要性に鑑み、その歴史知識が社会に広く共有されることにも大きな意義があった。

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公開日: 2025-01-30  

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