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2023 年度 研究成果報告書

日本古代土器の複眼的編年検証に基づく通時代的特質の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01354
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03050:考古学関連
研究機関京都橘大学

研究代表者

中久保 辰夫  京都橘大学, 文学部, 准教授 (30609483)

研究分担者 岩越 陽平  奈良県立橿原考古学研究所, 調査部調査課, 主任研究員 (60815067)
小田 裕樹  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (70416410)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード日本古代 / 土器編年 / 土師器 / 須恵器 / 饗宴 / 今城塚古墳 / 布留遺跡 / 新堂遺跡
研究成果の概要

本研究の成果は次に述べる2つである。第一の成果は、国際的にも学際的にも通用する日本古代土器暦年代論の補強を行うことができた。特に編年研究上課題となっていた4世紀中葉から後葉、5世紀初頭から前葉、6世紀初頭から前葉、6世紀後葉、7世紀中葉の土器編年を複眼的な視点で点検できた。
第二の成果は、日本古代の土器様式には同質性・紐帯確認を志向する饗宴戦略が色濃く反映していることが解明できてきた。そして、土師器に伝統/在来/ウチが、須恵器・施釉陶器に革新/外来/ソトが表象されており、この両面性が日本古代の特質であるという理解に至った。
本研究成果は『日本古代の土器文化』として書籍化する予定である。

自由記述の分野

考古学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義は、a)古墳時代前期から平安時代までの土器編年と様式について通時代的かつ複眼的に研究した点、b)学際的に土器編年と暦年代論を補強した点、c)土師器と須恵器という器質を超えて様式的理解を深めた点、d)饗宴論を国際研究潮流を踏まえ、日本古代を事例に検討した点、e)土器調理痕跡に関する新規記録手法を開拓した点にある。
社会的意義は、市民講座、講演会などの求めに応じ、また研究成果を国内外に広く発信するために、日本語版(https://haji-sue.jp/)、英語版(https://ancient-pottery.jp/)のウェブサイトを構築したことである。

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公開日: 2025-01-30  

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