本研究は、上述のとおり計画を変更したが、研究課題の中心的な問題意識と方向性を維持しつつ、理論的研究と経験的研究の両面で研究成果を国際発信した。理論的研究においては、法人類学の最も主要な国際ジャーナルに掲載された論文(東京都立大学の支援でオープンアクセス化)が掲載号巻頭論文となり、2024年5月現在、同誌most read paper首位となっている。経験的研究を代表する英文単著は、本研究課題に必須の成果であることに加え、ケニア・イゲンベ地方の民族誌としての学術的意義があり、国内外の有識者に依頼した推薦文(2024年5月現在、Amazon.comの同書Reviewに掲載)にその旨言及されている。
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