研究課題
1.Webアンケート調査の調査結果の作成:2021年度に実施した卵子提供を受けて子どもを得たあるいは得ようとしている人へのWebアンケート結果は、2021年度中に単純集計結果を作成、研究協力団体等に送付したが、今年度はその集計結果をさらに分析し、考察を加えて報告書を作成した。また、洪賢秀・小門穂・柘植あづみの連名で日本生命倫理学会2022年次大会にて発表した。現在、この発表を基にした論文を投稿中である。2.聞き取り調査:卵子提供による生殖補助医療技術によって親になった人、卵子を提供した人への聞き取り調査(オンライン調査を含む)を継続して実施した。今年度は卵子提供をした方5名へのインタビュー、卵子提供で親になった方4名へのインタビューを行うことができた。これまでにインタビューした卵子提供をしようと準備中の方、卵子提供で親になった方のデータと併せると、十分に分析できる事例が集まったため、現在、分析中である。3.医療者・専門家へのインタビュー:セミナー形式でオンラインとオンサイトの両方で実施し、その記録を整理し、検討している。以上から、日本における第三者からの精子・卵子・配偶子の提供による生殖補助医療の実施状況を把握し、そこにある課題・問題を法的、倫理的側面からだけではなく、社会文化的な側面からも検討して、あきらかにするという当初の目的をほぼ達成した。期間内にやっと目標とした調査結果が得られたところであるため、論文、書籍等による公表は現在、準備を進めている。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 4件、 招待講演 4件) 図書 (1件) 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
明治学院大学社会学・社会福祉学研究
巻: 161 ページ: 291-320
明治学院大学社会学付属研究所年報
巻: 53 ページ: 17-35
巻: 53 ページ: 141 - 151
現代思想
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Acta Obstetricia et Gynecologica Scandinavica
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