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2022 年度 実績報告書

潜在的多数当事者紛争の司法的解決に向けた実体法・手続法的検討-消費者紛争を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 20H01439
研究機関法政大学

研究代表者

大澤 彩  法政大学, 法学部, 教授 (30510995)

研究分担者 山城 一真  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (00453986)
杉本 和士  法政大学, 法学部, 教授 (40434229)
大澤 逸平  専修大学, 法務研究科, 教授 (40580387)
都筑 満雄  明治大学, 法学部, 専任教授 (50366986)
内海 博俊  立教大学, 法学部, 教授 (70456094)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード消費者法 / 消費者裁判手続特例法 / サンクション / 行政規制 / 民法 / 民事訴訟法 / フランス法
研究実績の概要

本研究課題は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う海外研究者の入国困難等ゆえに、全体的に遅れている。その中でも、各メンバーが日本法の課題を抽出し、その解決策を検討することを最優先に課題を遂行し、2024年春に法政大学出版局より出版予定の成果物をとりまとめることに尽力した。
その一方で、2023年度は、国内外の学部講師を招聘しての研究会も開催した。第1に、2023年9月に、八木敬二・成蹊大学准教授を講師として、日本の消費者裁判手続特例法の課題を抽出し、今後の在り方を検討する研究会を開催した。第2に、2024年1月には、Claire-Marie Peglion-Zika准教授(パリ・パンテオン・アサス大学)を招聘して、「フランス消費法の行政規制」について研究会を2回開催した。そのうち1回は、京都・同志社大学で川和功子教授(同志社大学)、中田邦博教授(龍谷大学)、および、カライスコス・アントニオス教授(龍谷大学)の研究プロジェクトの協力をあおぐことができ、EU法や消費者法を専門とするメンバーと充実した議論を行ったほか、今後の研究協力の可能性を構築できた。東京・法政大学での研究会開催にあたっては、研究者だけではなく行政法・民事訴訟法の専門家、さらには、弁護士や消費生活現場の専門家にも参加していただき、京都での研究会とは異なる観点からの議論を行うことができた。これら2回の研究会には本研究課題のメンバーだけではなく、広く学外者にも参加していただき、行政サンクションと民事サンクション(特にフランスの民事罰金)の関係等にも視野を広げて充実した議論を行った。
最終的に、2024年3月には、2020年4月からの4年間にオンラインも含めて実施した研究会の報告者の論稿やコメント、および、本研究課題のメンバーの論稿を収録した書籍を法政大学出版局より出版することができた。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (17件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (11件) (うちオープンアクセス 8件) 学会発表 (2件) 図書 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [国際共同研究] パリ・パンテオン・アサス大学(フランス)

    • 国名
      フランス
    • 外国機関名
      パリ・パンテオン・アサス大学
  • [雑誌論文] 退学時に納入済入学時諸費用を返還しない旨の芸能人養成スクールの学則の消費者契約法9条1号該当性(東京地判令和3・6・10)2024

    • 著者名/発表者名
      大澤彩
    • 雑誌名

      私法判例リマークス

      巻: 68 ページ: 30-33

  • [雑誌論文] 家賃債務等保証契約書の契約条項の解釈と不当性判断2024

    • 著者名/発表者名
      大澤彩
    • 雑誌名

      民商法雑誌

      巻: 159巻6号 ページ: 864-882

  • [雑誌論文] 新型コロナウイルス感染症の流行が結婚式場の利用契約に与える影響(判例評釈)2023

    • 著者名/発表者名
      山城一真
    • 雑誌名

      民事判例

      巻: 26 ページ: 78-81

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 広告をめぐる契約規制法理の展開と課題2023

    • 著者名/発表者名
      山城一真
    • 雑誌名

      現代消費者法

      巻: 59 ページ: 29-38

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] デジタル広告と契約法理-契約の締結過程への第三者の関与を中心に2023

    • 著者名/発表者名
      山城一真
    • 雑誌名

      消費者法研究

      巻: 14 ページ: 31-55

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] カナダ・ケベック州のクラス・アクション法2023

    • 著者名/発表者名
      都筑満雄
    • 雑誌名

      NBL

      巻: 1256 ページ: 4-14

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 各種契約の一般法と特別法:イントロダクション2023

    • 著者名/発表者名
      ディディエ・ケヴェル著(都筑満雄訳)
    • 雑誌名

      ノモス

      巻: 52 ページ: 95-110

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Access to Japanese Civil Justice : From a Financial Viewpoint2023

    • 著者名/発表者名
      Hirotoshi Uchiumi
    • 雑誌名

      ICCLP Publications

      巻: 16 ページ: 63-70

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 消費者取引法の体系化・現代化2023

    • 著者名/発表者名
      大澤彩
    • 雑誌名

      現代消費者法

      巻: 60 ページ: 87-96

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] フランス消費法典の『現代化』2023

    • 著者名/発表者名
      大澤彩
    • 雑誌名

      消費者法研究

      巻: 15 ページ: 45-67

  • [雑誌論文] DP上の取引にかかるDP事業者の損害賠償責任(東京地方裁判所令和4年4月15日判決)2023

    • 著者名/発表者名
      大澤逸平
    • 雑誌名

      新・判例解説Watch民法(財産法)

      巻: - ページ: -

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 消費者取引法の体系化・現代化2023

    • 著者名/発表者名
      大澤彩
    • 学会等名
      日本消費者法学会第16回大会シンポジウム
  • [学会発表] フランス消費者法2023

    • 著者名/発表者名
      大澤彩
    • 学会等名
      比較法学会第86回総会・ミニシンポジウム
  • [図書] 消費者紛争解決手段の発展に向けて-実体法・手続法の課題2024

    • 著者名/発表者名
      大澤彩、山城一真、福島成洋、大澤逸平、内海博俊、原琢磨、都筑満雄、杉本和士、ルブルトン・カロリーヌ、幡野弘樹、八木敬二
    • 総ページ数
      232
    • 出版者
      法政大学出版局
  • [図書] 複合契約の法理2023

    • 著者名/発表者名
      都筑満雄
    • 総ページ数
      284
    • 出版者
      日本評論社
  • [学会・シンポジウム開催] フランス消費者法における行政規制2024

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公開日: 2024-12-25  

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