研究課題/領域番号 |
20H01455
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
奥 健太郎 東海大学, 政治経済学部, 教授 (10512634)
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研究分担者 |
濱本 真輔 大阪大学, 大学院法学研究科, 准教授 (20625850)
石間 英雄 京都大学, 法学研究科, 准教授 (30866786)
手塚 雄太 國學院大學, 文学部, 准教授 (60802767)
清水 唯一朗 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (70361673)
小宮 京 青山学院大学, 文学部, 教授 (80451764)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 政務調査会 / 政友会 / 自民党 / 院内政党 / 政党規律 |
研究実績の概要 |
2021年度もコロナ渦の研究活動となった。そのため対面での研究会は断念し、オンラインによる研究会(総会)を年2回開催した。 こうしたなかでも、各研究者はそれぞれのテーマに沿って研究を進めたが、2021年度にもっとも進んだのは、『衆議院公報』の会議データの入力とコーディング作業であった。対面での活動が制約されるなか、外部業者を使ってデータを入力し、奥と濱本はそのデータのコーディングを相互に連絡をとりあいながら作業を進めていった。このデータセットは、1946年から2019年までという長期間にわたる豊富なものであり、今後の活用が大いに期待できる。 このほか関連する研究実績としては、小泉政権期の政調会の研究がある。これには奥、黒澤、小宮、笹部、岡崎が参加し、2021年度中に論文集『官邸主導と自民党政治ー小泉政権の史的検証』(吉田書店)を刊行することできた。同書の内容は以下の通り。 序 章 官邸主導と自民党政治の相克【奥健太郎】、第2章 経済財政諮問会議と事前審査制 【小宮 京】、第5章 事前審査制の変容と国会 【岡崎加奈子】、第8章 小泉政権期における自民党内の中央―地方関係【笹部真理子】、第9章 郵政民営化法案【黒澤良】、第10章 骨太の方針2006と自民党 【奥 健太郎】、参考資料 小泉内閣期の人事【奥健太郎】
これ以外の実績としては、自民党元職員に対する聞き取り調査があり、これは科研費報告書として冊子化することができた。このほか、匿名を条件に行った関係者からの聞き取りも多い。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナによる出張制限のため、対面による研究会が開催できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
遠隔方式による意見交換会にも慣れてきたので、対面にこだらずに頻繁に遠隔方式で研究会を行う。特に2023年度は、戦後班と戦前班の小委員会に分け、論文集刊行にむかって意見交換の回数を増やしていきたい。
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