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2023 年度 研究成果報告書

経済学は《良き社会》をいかに構想してきたか~ミドルデータ構築による共通善の抽出

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01481
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分07020:経済学説および経済思想関連
研究機関龍谷大学

研究代表者

小峯 敦  龍谷大学, 経済学部, 教授 (00262387)

研究分担者 藤田 菜々子  名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20438196)
金子 創  東京都立大学, 経営学研究科, 准教授 (20737639)
野原 慎司  東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (30725685)
高見 典和  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (60708494)
中井 大介  近畿大学, 経済学部, 教授 (70454634)
寺尾 範野  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (80735514)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード良き社会 / 古典的自由主義 / 社会的自由主義 / ネオリベラリズム
研究成果の概要

本研究は主に三種類の研究成果を得た。①学術書18冊;内訳は単著5冊、編著2冊、共著10冊(うち英文2つ)、訳書1冊、学術論文37点、学会発表27回(うち招待6、国際6)という共同研究の果実を公表した。最大の成果は、名古屋大学水田賞受賞に象徴される。②「新しい資本主義論」を類型化して「希望の資本主義」と名づけ、デカップリングと市場機能への信頼に基づくと整理し、最先端の研究動向として学術雑誌に掲載された。③《ネオリベラリズム》の計量テキスト分析を、40年間の4種類データベース(学術系・新聞系・議会系・世俗系)で試み、特に新聞ごとの異同と類似を可視化した。

自由記述の分野

経済学説史・経済思想

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、次の三点にある。①自由主義という基本的な概念を念頭に、経済学の歴史300年余りの長期間にわたって、《良き社会》構想という統一的な視座を与えたこと。②新自由主義という概念に対し、ミドルデータ(およそ10万語以上から1億語以下)を実際に構築したこと。③各時代区分やデータベースに合わせた多様なテキスト解釈(計量テキスト分析、トピックモデル、証言者セミナー等)を試み、テキストの解釈論に新機軸を持ち込んだこと。またその社会的意義は、特に《ネオリベラリズム》のように多くの分野や一般の人々も使う曖昧かつ重要な用語に対して、その内容の変遷や類型を平易な形で示したことにある。

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公開日: 2025-01-30  

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