研究課題/領域番号 |
20H01522
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山本 千映 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (10388415)
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研究分担者 |
小西 恵美 専修大学, 経済学部, 教授 (90338583)
道重 一郎 東洋大学, 経済学部, 教授 (40239273)
唐澤 達之 高崎経済大学, 経済学部, 教授 (10295438)
大橋 里見 立教大学, グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター, 特任准教授 (40535598)
永島 剛 専修大学, 経済学部, 教授 (00407628)
中野 忠 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 名誉教授 (90090208)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 経済史 / 都市史 / 経済発展 / 都市化 |
研究実績の概要 |
本研究課題の一年目にあたる2020年度においては、研究代表者、分担者が各自で渡英し、研究に必要な一次史料の渉猟を予定していたが、世界的な新型コロナウイルス感染症の蔓延によって海外渡航はおろか国内での研究会開催も不可能であった。このため、(1)メンバーの所属大学における図書館やオンラインで入手可能な二次文献の整理、(2)メンバー各自がこれまでに収集してきた一次史料で本研究課題に利用可能な手元史料の整理、(3)英国における協力者(Dr Leigh Shaw-Taylor (Director of the Cembridge Group for the History of Population and Social Structure, Faculty of History, University of Cambrdige))に依頼しての現地資料の入手、(4)二次文献等から得られる情報を可視化するためのデータベースやGISの整備、の4点を主に行った。 主な成果としては、(2)について、1790年に刊行されたthe Universal British Directoryについて、以前の科研においてテキストファイル化されていたものを、スプレッドシートなどの分析可能な形式に変換した。また、(3)による新規一次史料の入手として、イングランドの地方文書館が所蔵する遺産検認目録について、電子カタログを作成している文書館から遺言作成者の職業情報を提供していただき、いくつかの州について州内の都市における職業情報を得た。また、1800年前後に英陸軍によって作成された色つきの地図から、法的な都市域の中で実際に建築物が存在する領域を抽出する作業について、Cambridge Groupと共同で行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度以降の新型コロナウイルス感染症の蔓延により、渡英しての史料調査が不可能となっており、代替手段を模索しているが、当初の計画のような史料収集が行えていないのが現状である。
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今後の研究の推進方策 |
研究代表者・分担者がこれまで行ってきた研究で利用してきた史料について、本研究課題の問題関心から再検討し、利用可能性を探る。また、2022年度には部分的に渡航が可能となったことから、史料調査を本格化させている。
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