研究分担者 |
永島 剛 専修大学, 経済学部, 教授 (00407628)
唐澤 達之 高崎経済大学, 経済学部, 教授 (10295438)
道重 一郎 東洋大学, 経済学部, 教授 (40239273)
大橋 里見 立教大学, グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター, 特任准教授 (40535598)
中野 忠 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 名誉教授 (90090208)
小西 恵美 専修大学, 経済学部, 教授 (90338583)
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研究実績の概要 |
2023年5月に新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類感染症に移行されたことにともない、国内においてはようやくコロナ禍が一応の終息をみた。この間に、国際線の航空機の大幅な減便が行われ、また、ロシアによるウクライナ侵攻による原油価格の高騰からの物価高や航路変更による燃油サーチャージの改訂などにより、渡航費用が当初の目論見よりも高額になったものの、計画当初に予定していたイギリスに実際に赴いての史料調査がようやく実施できた。 また、昨年度来行ってきた、Universal Directoryの整理、Medical Registerの入力作業、地方都市ルイスの商業機能の分析などは進めることができた。Universal Directoryは、これまでの科研によってテキストとしての入力作業は終わっているが、CSV形式での構造化を進め、ロンドン以外についてはほぼ作業を終えた。また、Medical Registerについても、ロンドンの他、約1,000都市・地点における内科医physician、外科医surgeon、薬剤医apothecary等、およそ4,600名あまりの医療関係者の所在について入力作業を完了した。この他、これらの情報を地理情報システムを用いて地図上に可視化するための準備作業、特に、QGISを用いた対象都市用レイヤーの作成なども、概ね完了した。 2024年3月に研究会を開催して、史料収集の状況やデータベース化の現状など、各自の進捗状況を確認した。その一部は、別紙にまとめたような形で公表したほか、現在、各自で論文として執筆中である。
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