| 研究課題/領域番号 |
20H01534
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| 研究機関 | 神戸大学 |
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研究代表者 |
加護野 忠男 神戸大学, 経営学研究科, 名誉教授 (80030724)
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| 研究分担者 |
上林 憲雄 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (00243296)
加藤 厚海 岐阜大学, 社会システム経営学環, 教授 (10388712)
原口 恭彦 東京経済大学, 経営学部, 教授 (20343452)
下野 由貴 名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20379473)
小沢 貴史 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (50367132)
石井 真一 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (70315969)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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| キーワード | サプライチェーン / 自動車産業 / 現地化 / 合弁事業 / 駐在員 / インド / 新興国 |
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| 研究実績の概要 |
本研究は、インドにおける自動車サプライチェーンの現地化プロセスを明らかにすることを目的とする。自動車産業のグローバル化によって、先進国から新興国へと事業が拡大している。新興国の中でも、インドの重要性が高まっており、世界の工場としても、世界の市場としても、その存在価値が注目されている。ただし、インドの自動車サプライチェーンについては、個別の断片的な事例研究はあるものの、全体を俯瞰するような研究はあまりない。本研究では、インドに進出している自動車関連企業を対象として、インドにおける自動車事業の現地化やインドが関わる自動車サプライチェーンの構築プロセスについて考察する。
具体的には、インドと日本の文化的距離に注目して、日系自動車サプライチェーンの現地化プロセスを明らかにする。また、部品調達先であるサプライヤーの支援・育成プロセスについて調査を行う。さらに、日系企業とインド企業の合弁事業におけるマネジメントや駐在員の役割について明らかにする。
本年度は、オンラインインタビューを通じて、インド現地に進出している日系企業や日系企業と取引関係のあるインドの現地企業の調査を実施した。また、一部の日本企業については、日本本社を訪問してインドを含めたグローバル展開についての考え方についてインタビューを行った。インドは、世界のサプライチェーンとしての潜在的な可能性を秘めた国であるが、その潜在的な能力を最大限に発揮させるためには、さまざまな困難を乗り越える必要がある。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年から始まった新型コロナウィルスの蔓延によって、海外へ渡航して現地調査することが困難であった。現地調査を行う代わりに、オンラインでのインタビューを実施したり、日本本社でのインタビューを実施したりしたが、予定していた企業の調査は不十分であったと言える。
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| 今後の研究の推進方策 |
今後は、インドの現地調査を行う必要がある。また、インドだけでなく、日本本社やインドと関係の深い国にある事業所においても現地調査を行い、インドの現地調査を補完していく予定である。
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