研究課題
2022年度に実施した「新型コロナウィルス感染症対策における行財政運営に関するアンケート調査」の分析検討・結果検証を行い、リスク環境下における政府におけるリソース・マネジメントの課題を抽出し、理論モデルを構築した。2023年6月29日30日に早稲田大学において開催した第19回CIGAR国際会議、テーマ「危機の時代におけるパブリックアカウンタビリティと民主主義―学際的対話ー」におけるディスカッションと意見交換は極めて有意義であり、2020年度から行ってきた研究を集約することができた。本研究の総括として、政府会計学会機関誌『公共経営とアカウンタビリティ』第4巻第1号(2024年3月発行)に、小林麻理が「わが国政府・自治体におけるリソース・マネジメントの課題――「新型コロナウイルス感染症対策における行財政運営に関するアンケート調査」結果に集約された問題分析と課題の提示―」、山本清が「危機対応と自治体の財務:新型コロナウィルス感染症を例にして」。柴健次が「指標コロナ混乱度で見たコロナ対応の実態」、松尾貴巳が「新型コロナ記す感染症ワクチン接種事業に関する自治体におけるアウトソーシングと随意契約」、目時壮浩が「『新型コロナウィルス感染症対策における行再生運営に関するアンケート調査』と結果の概要」を成果として公表した。研究テーマのコンテクストをリスク環境に設定して、政府におけるリソース・マネジメントの理論構築と課題を最終年度に集大成した。公共セクターにおいては、業績マネジメントとリスク・マネジメントを統合する統合的リスク・マネジメントが一層重要となることに鑑み、統合的リスク・マネジメントの中で、政府におけるリソース・マネジメントの理論モデルの構築とその社会実装における課題を抽出することができた。アウトプット及びアウトカムベースのサービス原価計算の精緻化については、今後も研究対象とする。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (5件) 図書 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
現代社会と会計
巻: 第18号 ページ: 69-82
公共経営とアカウンタビリティ
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産業経理
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横浜国際社会科学研究
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非営利法人研究学会誌
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