研究課題/領域番号 |
20H01573
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
朝井 志歩 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (70405091)
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研究分担者 |
長島 怜央 東京成徳大学, 国際学部, 特任准教授 (10626039)
池尾 靖志 立命館大学, 産業社会学部, 非常勤講師 (20388177)
Ronni Alexander 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (40221006)
竹峰 誠一郎 明星大学, 人文学部, 教授 (40523725)
熊本 博之 明星大学, 人文学部, 教授 (80454007)
大野 光明 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (80718346)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 軍事化 / 島嶼 / 軍事基地 / 被害 / 環境問題 |
研究実績の概要 |
2023年6月に戦争社会学研究会(編)の『戦争社会学研究 Vol.7 基地とウクライナと私たち』(みずき書林)が刊行され、特集論文である「軍事と環境」に研究代表者と研究分担者4名の総勢5名の論文が掲載された。これは、2022年4月の第13回戦争社会学研究会研究大会でのテーマセッション「軍事と環境」が、戦争社会学研究会と本科研費の研究会との共催で行われ、研究代表者と研究分担者が報告者となったことをきっかけに企画が立てられたという経緯がある。その他にも、研究分担者によって複数の図書が刊行され、例えば研究分担者である竹峰は『岩波講座 世界歴史 第22 巻―冷戦と脱植民地化Ⅰ 20世紀後半』(岩波書店)で1章を分担執筆し、大野は『シリーズ戦争と社会1 「戦争と社会」という問い』(岩波書店)で1章を分担執筆した。これらの著書だけでなく、学会誌での学術論文が発表され、豊富な研究業績が得られた。また、学術論文ではないものの、長島は「米軍基地はグアムに何をもたらしてきたか? 社会の軍事化という観点から考える」という講演録が『島嶼コミュニティ研究』10に掲載された。さらに、年に2回研究会を開催し、各自のフィールド調査で得られた知見を議論した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究課題は2020年度から始まったが、2020年度から新型コロナウイルスの感染拡大により、国内・国外でのフィールド調査の実施が困難になったため。特に国外での調査は、計画していた調査の実施が延期されたことにより、当初の研究計画の実施が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き各自のフィールドでの調査を実施し、研究会を開催して調査の成果を発表して議論を重ねる。また、研究成果の公表と社会的還元のために、環境社会学会大会での企画セッションとシンポジウムを行うための企画を立てる予定である。
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