研究課題/領域番号 |
20H01580
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
松田 美佐 中央大学, 文学部, 教授 (30292783)
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研究分担者 |
浅野 智彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00262220)
辻 泉 中央大学, 文学部, 教授 (00368846)
辻 大介 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (50292785)
土橋 臣吾 法政大学, 社会学部, 准教授 (50350236)
岩田 考 桃山学院大学, 社会学部, 教授 (60441101)
羽渕 一代 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (70333474)
石井 健一 文教大学, 情報学部, 教授 (90193250)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | モバイルメディア / 移動 / 対人ネットワーク / インターネット / スマートフォン |
研究実績の概要 |
2021年度は、①全国質問紙調査、②多様な個人生活史調査の2つの調査を行った。 まず、①全国質問紙調査であるが、全体で5回、分科会として3回のオンライン研究会を行い、コロナ禍での情報行動や日常生活の変化を踏まえた調査票を作成した。新規項目が多くなったため、2021年6月にウェブを利用したプレ調査を行い、9月に2回オンライン研究会を開催して、その結果を検討し、調査項目の調整をおこなった上で、11~12月に本調査をおこなった。 プレ調査結果は、松田美佐・辻泉,2022.9予定,「中高年のコミュニケーション・メディア利用:2021年オンライン全国調査から」『中央大学社会科学研究所年報』26として刊行予定である。本調査については、2022年2月に調査会社からデータが納入されてから、各人が分析を進めた上で、3月にオンライン研究会において、途中経過報告をおこなった。そして、2022年11月の日本社会学会において成果報告を行なうほか、論文集として書籍を刊行することを決定した。 次に、②多様な個人生活史調査であるが、東京と大阪(大都市)と青森(地方都市)において、それぞれ在住の研究分担者が実査を行った。成果は、6回のオンライン研究会を経て、土橋臣吾・浅野智彦・岩田考・辻泉・羽渕一代,2022、「デジタルメディア利用に関するライフヒストリー分析の試み」、『地域未来創生センタージャーナル』第8号、弘前大学人文社会科学部:21-33.としてまとめ、公表済みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度実施できなかった②多様な個人生活史調査について準備を進めているほか、学会発表や出版のための情報共有や研究会開催を進めている。ただし、コロナ禍により③国外先端利用者調査については十分な準備に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は③国外先端利用者調査以外については順調に進んでおり、概ね成果発表に向けたまとめの段階にある。このため、さらに数回のオンラインによる研究会を経て、研究を進め、成果発表をおこなうこととする。 ③国外先端利用者調査については、コロナ感染状況を見ながら、オンラインでの実施も視野に入れつつ、準備をおこない、実施を目指す。
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