研究課題
2023年度は、前半は、2022年までに収集した調査したデータ(50代独身者質問紙調査、50代未婚者インタビュー調査、結婚直後の夫婦に関するインタビュー調査、日本の親密関係に関する大規模な質問紙調査)を整理して、各自、分析検討することに注力した。特に、研究者が分担、関心に従って作成した2022年度末に行った1万ケースに及ぶ大規模な質問紙調査データの分析考察を、各分担領域に従って、各研究者が各自行った。このデータは、現代日本社会において、既婚者、独身者の親密欲求がどのようにどの程度満たされているか、それが社会的属性によってどのように異なっているかを、さまざまな角度から、質問したものである。各研究者は、男性学の視点、フェミニズムの視点、恋愛論の視点、親子関係の視点、若者論の視点、セクシュアリティの視点、友人など非家族的関係の視点、カップル関係の視点、そして、家族以外の親密性(ペットや、推し活、接客業などによって満たされる親密欲求)などの観点から、大規模な量的調査データの分析を行った。年度末、研究会を二回行って、各自が分析した研究成果を持ち寄り、検討会を行った。一度は合宿で行い、長時間に分かって、研究者が分析結果を発表し相互に批判的に検討し合った。一度は関西で行い、関西在住の研究者と分析結果を相互に発表して、検討を行った。研究成果は各自が発表することとしたが、代表者である山田は、学会発表、著書など、さまざまな機会にその調査結果を発表している。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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