研究課題/領域番号 |
20H01581
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
山田 昌弘 中央大学, 文学部, 教授 (90191337)
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研究分担者 |
施 利平 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任教授 (20369440)
永田 夏来 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (40613039)
土屋 葉 愛知大学, 文学部, 教授 (60339538)
千田 有紀 武蔵大学, 社会学部, 教授 (70323730)
羽渕 一代 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (70333474)
須長 史生 昭和大学, 教養部, 准教授 (80349042)
谷本 奈穂 関西大学, 総合情報学部, 教授 (90351494)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | カップル / 夫婦関係 / 親密性 / 親密性の外部調達 / 愛の分散化 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本社会の変化に従って、夫婦や恋人などのパートナーとの親密関係がどのように変容しているかを、インタビューと質問紙調査を用いて、実態の解明を試みた。日本では、独身者が増えていることから、特に50代独身者の親密関係について調査を行った結果、現在の親密性に関しては満足しているが、老後、孤立し、更に孤独死する不安が強いことが分かった。 続いて、大規模な量的調査の結果、日本の夫婦の親密関係が二極化していることが分かった。その中で、親密性を配偶者や恋人だけでなく、他の存在に親密性を求める傾向が広がっていることが分かった。これを親密性の分散化と名付けた。
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自由記述の分野 |
社会学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来社会学的実証的研究が少なかった「夫婦間でどのような関係を築いているか」「独身者はどのように親密性を満足させているか」に関する実証的知見を提供するという学術的意義を有する。 そして、近年結婚する人が減り、離婚する人が増えている。では、現実に独身者はどのように生活しているのか、夫婦はどのように親密性を築いているかは、社会的関心をもっている。更に、夫婦の親密性が二極化し、愛情が分散化している実態を踏まえた上で、今後の日本人の親密関係を考察する基礎的な資料になると考える。
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