研究課題/領域番号 |
20H01586
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | フェリス女学院大学 |
研究代表者 |
小ヶ谷 千穂 フェリス女学院大学, 文学部, 教授 (00401688)
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研究分担者 |
大野 聖良 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 基幹研究院研究員 (20725915)
原 めぐみ 和歌山工業高等専門学校, 総合教育科, 准教授 (90782574)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 移住者支援 / 国際社会学 / 日比間の人の移動 / JFC / ライフストーリー |
研究成果の概要 |
本研究は、日比の間でJFCとその母親たちの支援運動を成立させてきた複数の社会運動の系譜を明らかにすることができた。また、こうした支援活動が、他のマクロな社会運動とつながりながらも独自の展開を見せてきたこと、さらには在日フィリピン人および日本人個人から派生した活動も存在し、そのこと自体が移民社会化する日本の姿を映し出していたこともわかった。また、支援者はそれぞれの使命感や情熱、コミットメントといったものと、もどかしさや葛藤とを同時に経験しながら、運動・活動の中で再帰的に変化していく存在であることも明らかにすることができた。
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自由記述の分野 |
国際社会学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、30年近くJFCとその母親の支援運動にかかわってきた日比双方の支援者13名に対してライフストーリー・インタビューを実施した。それぞれの支援者たちは、現場の中で培ってきた経験から、次世代がその活動を継承するうえでの条件を具体的に挙げていた。2024年度末に書籍『移住者支援の国際社会学―日比支援者のライフストーリーから』(仮)として本研究の成果を春風社より刊行予定である。出版を通して、本研究で支援者たちから聞き取った語りを、次の世代に引き継ぐことに貢献できることは、移住者支援の国際社会学の樹立と、具体的な支援活動の次世代育成の双方に貢献すると考える。
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