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2023 年度 実績報告書

冷戦期における時間的・空間的想像力および生活空間の変容をめぐる比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 20H01587
研究機関京都産業大学

研究代表者

菅原 祥  京都産業大学, 現代社会学部, 准教授 (80739409)

研究分担者 木村 至聖  甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (50611224)
番匠 健一  特定非営利活動法人社会理論・動態研究所, 研究部, 研究員 (50770252)
田中 壮泰  立命館大学, 文学部, 授業担当講師 (70736529)
佐野 泰之  立命館大学, 文学部, 授業担当講師 (70808857)
服部 徹也  東洋大学, 文学部, 准教授 (80823228)
佐々木 祐  神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (90528960)
櫻井 悟史  滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (90706673)
安井 大輔  立命館大学, 食マネジメント学部, 准教授 (90722348)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードポーランド / 団地 / 住宅 / 時間と空間 / 記憶 / 文化遺産
研究実績の概要

令和5年度は、引き続き各自が自らの研究テーマに関するフィールド調査、資料・文献研究および理論研究を行うことにより各自の研究テーマについて最終的な成果の研究取りまとめに向けた補充的調査研究を進めると共に、海外調査が可能になった分担者(田中)はポーランドでの現地調査を行い、ポーランド文学・イディッシュ文学についての資料収集等を行った。また、対面での研究会を7月および12月に開催しメンバー間の研究成果の共有を行った。7月の研究会では、分担者の番匠と服部が発表を行った。番匠は「冷戦下の境界とユートピアーー北海道東部における文学・農民運動・コミューン」というタイトルで北海道東部の農民運動、地域文芸誌、自衛隊演習地など、さまざまな錯綜した歴史とトポスの絡み合いを分析し、服部は「ユートピアの掌握ーー『Atomic Heart』(2023)を中心に」というタイトルで現代のゲーム作品におけるユートピア・アンチユートピア表象の分析を行った。また12月の研究会では、分担者の安井が「モダンキッチンの歴史にみるフィンランドの生活空間の変容」というタイトルで、フィンランドの家政学の発展とキッチンに関する言説の交錯に関する発表を行うことで、20世紀における居住空間の変容のひとつの事例を紹介した。これらの研究会をふまえ、現在、代表者・分担者各自が自らの研究成果の取りまとめ中であり、今後各自が何らかの形で公刊・発表することを目指している。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (27件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件) 図書 (8件)

  • [雑誌論文] 木下利玄による受講ノート 夏目漱石『文学評論』講義の翻刻と解題(3)─アイルランド文芸復興と写生文2024

    • 著者名/発表者名
      服部徹也
    • 雑誌名

      文学論藻

      巻: 98 ページ: 17-47

  • [雑誌論文] 意識の沈黙と言語のざわめき2023

    • 著者名/発表者名
      佐野 泰之
    • 雑誌名

      メルロ=ポンティ研究

      巻: 27 ページ: 39-58

    • DOI

      10.14937/merleaujp.27.39

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] フェミニスト現象学における還元の位置づけ2023

    • 著者名/発表者名
      佐野 泰之
    • 雑誌名

      現象学年報

      巻: 39 ページ: 87-99

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 第4章「抵抗を識別する」を読む2024

    • 著者名/発表者名
      田中壮泰
    • 学会等名
      第12回臨床哲学フォーラム「キャロル・ギリガンとケアの倫理」
  • [学会発表] 『アンネの日記』最後の日記から 80 年―喪われたアンネの声を回復する2024

    • 著者名/発表者名
      小西真理子、田中壮泰
    • 学会等名
      『抵抗への参加』刊行記念イベント、於・MARUZEN&ジュンク堂書店池袋店
  • [学会発表] 鼎談 「ケアの倫理は人間の倫理である」2024

    • 著者名/発表者名
      小西真理子、田中壮泰
    • 学会等名
      『抵抗への参加』刊行記念イベント、於・MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
  • [学会発表] “Absent Heritage”としての軍艦島?――ヘリテージ化の未来2024

    • 著者名/発表者名
      木村至聖
    • 学会等名
      金沢大学ワークショップ 文化と記憶の継承とその行方
    • 招待講演
  • [学会発表] 多元的社会における構築主義2024

    • 著者名/発表者名
      木村至聖
    • 学会等名
      医療コンフリクト・マネジメント学会 No.13
    • 招待講演
  • [学会発表] 死者の声を聴く場所としての「森」――現代ポーランド文学の事例から2023

    • 著者名/発表者名
      菅原祥
    • 学会等名
      シンポジウム「スラヴ文学の「森」:環境批評の視点から」
  • [学会発表] 激動する私たちの食を考える:フードテックと大学2023

    • 著者名/発表者名
      藤原辰史、安井大輔
    • 学会等名
      2023年度あるきはじめる大学
  • [学会発表] [Distributed Paper]Daisuke Yasui, "Food Consumption and Social Activities : On the Purchase of Ethical Food2023

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Yasui
    • 学会等名
      XX ISA World Congress of Sociology,
    • 国際学会
  • [学会発表] 台所からみた近代の多様性:冷戦期のキッチンを介してみる生活空間の変容2023

    • 著者名/発表者名
      安井大輔
    • 学会等名
      第96回日本社会学会大会
  • [学会発表] 持続可能な食農システムをめざすフィンランドの地域食政策と諸実践2023

    • 著者名/発表者名
      安井大輔
    • 学会等名
      日本村落研究学会東海関西地区研究会・第50回関西若手ルーラル研究会
  • [学会発表] モダンキッチンの歴史にみるフィンランドの生活空間の変容2023

    • 著者名/発表者名
      安井大輔
    • 学会等名
      第7回「時間・空間と想像力」研究会
  • [学会発表] Industrial Heritages in Postcolonial East Asia: A Comparison of "Heritagization" Processes2023

    • 著者名/発表者名
      Shisei Kimura
    • 学会等名
      Post/colonial Heritage in East Asia and Beyond- Conflict, Remembering and Peacebuilding
    • 国際学会
  • [学会発表] 文化遺産と記憶の社会学2023

    • 著者名/発表者名
      木村至聖
    • 学会等名
      経営史学会 No.59
    • 招待講演
  • [学会発表] 「死刑執行人」から死刑制度を考える2023

    • 著者名/発表者名
      櫻井悟史
    • 学会等名
      京都弁護士会勉強会
  • [学会発表] 地域社会からみた「軍事化」――北海道の自衛隊演習場周辺地域のフィールドワークから2023

    • 著者名/発表者名
      番匠健一
    • 学会等名
      社会理論動態研究所セミナー
  • [学会発表] ハンパク(反戦のための万国博)の時代とワークキャンプ運動2023

    • 著者名/発表者名
      番匠健一
    • 学会等名
      なら交流の家
  • [図書] 改訂新版 地域共生論 300人規模のアクティブラーニング2024

    • 著者名/発表者名
      滋賀県立大学地域共生論運営委員会編、櫻井悟史ほか分担執筆
    • 総ページ数
      170
    • 出版者
      サンライズ出版
    • ISBN
      9784883258109
  • [図書] コルチャク ゲットー日記2023

    • 著者名/発表者名
      ヤヌシュ・コルチャク著、田中壮泰、菅原祥、佐々木ボグナ監訳
    • 総ページ数
      216
    • 出版者
      みすず書房
    • ISBN
      9784622096603
  • [図書] 抵抗への参加――フェミニストのケアの倫理2023

    • 著者名/発表者名
      キャロル・ギリガン著、小西真理子・田中壮泰・小田切建太郎訳
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      9784771037786
  • [図書] ほんとうのグローバリゼーションってなに? 地球の未来への羅針盤2023

    • 著者名/発表者名
      池上甲一、斎藤博嗣編著、安井大輔他著
    • 総ページ数
      144
    • 出版者
      農村漁村文化協会
    • ISBN
      9784540221132
  • [図書] 文化遺産(ヘリテージ)といかに向き合うのか――「対話的モデル」から考える持続可能な未来2023

    • 著者名/発表者名
      ロドニー・ハリソン著,木村至聖・田中英資・平井健文・森嶋俊行・山本理佳訳
    • 総ページ数
      368
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      9784623095476
  • [図書] 環境社会学事典2023

    • 著者名/発表者名
      環境社会学会編、木村至聖他分担執筆
    • 総ページ数
      742
    • 出版者
      丸善出版
    • ISBN
      9784621307540
  • [図書] 移動時代のツーリズム2023

    • 著者名/発表者名
      神田孝治他編、木村至聖他分担執筆
    • 総ページ数
      226
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • ISBN
      9784779517686
  • [図書] フェミニスト現象学: 経験が響きあう場所へ2023

    • 著者名/発表者名
      稲原美苗他編著、佐野泰之他著
    • 総ページ数
      336
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • ISBN
      9784779516986

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公開日: 2024-12-25  

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