研究課題/領域番号 |
20H01598
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
森川 美絵 津田塾大学, 総合政策学部, 教授 (40325999)
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研究分担者 |
森山 葉子 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (10642457)
中村 裕美 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (20444937)
白岩 健 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (20583090)
秋山 直美 岩手医科大学, 医学部, 講師 (20636534)
福田 敬 国立保健医療科学院, その他部局等, 部長 (40272421)
松繁 卓哉 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (70558460)
大夛賀 政昭 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (90619115)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ケア / ケアの質 / 社会的ケア / QOL / 評価 / 尺度 |
研究実績の概要 |
地域包括ケアのアウトカムである「生活の質」(QOL)を測定し、それをエビデンスとしたケアマネジメント方法論の構築を目指す。4年の研究 期間で、3つの課題に取り組む。第1は、高齢者等の社会的ケア関連QOLのデータ収集分析と、データのケアマネジメント(地域・組織・個人 の各レベル)への活用方法のモデル化である。第2は、社会環境変化に対応したQOL尺度の新版(イラスト版、電子タブレット版等)の開発である。第3は、国際プロジェクトと連動した統合QOL尺度の日本語版開発である。
課題1については、順調に取り組んだ。自治体から提供を受けた高齢者や要介護者のQOLに関する2次データ分析、社会福祉法人が運営する介護サービス事業の利用者のQOLデータの収集を進めることができた。 課題2については、尺度の簡易イラスト版について、英語版の説明文の翻訳案および 日本版イラスト案の作成を進めることができた。 課題3については、新型コロナウィルスの影響により、国際プロジェクトの進展が不透明なことから、日本語版の開発についても大きな進展がなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウィルスの影響により国際的な研究展開は思うようにいかなかった。 他方で、課題1については社会福祉法人の全面的な協力を得て、極めて順調にQOL把握の調査の実施とデータ収集を進めることができた。総じて、順調な進展と言える。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度は、各課題について以下を計画する 【課題1】社会的ケア関連QOLのデータ収集分析とケアマネジメントへの活用手法:自治体や社会福祉法人と連携して2020年度に収集した高齢者等の社会的ケア関連QOLデータの分析、それにもとづくケアマネジメントへの活用モデルの検討。 【課題2】QOL尺度の新版の開発:尺度イラスト版の内容妥当性の検討、電子版の構造の検討。 【課題3】国際プロジェクトと連動した統合QOL尺度の日本語版開発:国際プロジェクトであるE-QALYと連動した統合QOL尺度の日本語翻訳版の作成。 なお、新型コロナウィルスの感染状況および各国・国内の対応状況により、予定が変更される可能性もある。
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