研究課題/領域番号 |
20H01606
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
濱島 淑恵 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 准教授 (30321269)
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研究分担者 |
宮川 雅充 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (40389010)
南 多恵子 関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 准教授 (10455040)
尾形 祐己 大阪歯科大学, 医療保健学部, 助教 (30826657)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ヤングケアラー / 家族介護 / 若者ケアラー / イギリス |
研究実績の概要 |
昨年度までのヤングケアラーに関する質問紙調査、ヤングケアラー支援窓口に対するヒアリング調査の結果、大阪、尼崎等でのヤングケアラー支援実践を踏まえ、現段階での日本におけるヤングケアラー支援の到達点と課題について議論を行った。それに基づき、11月に実施するイギリスにおけるヤングケアラー支援のヒアリング項目の検討を行った。同時並行で、ヒアリング先であるヤングケアラー支援団体の代表と連絡を取り合い、ヒアリングについての調整を行った。 11月にヤングケアラーの支援団体、団体と連携している小中学校、ヤングケアラー支援団体協議会へのヒアリングを行った。また、支援団体では、ヤングケアラーを対象としたプログラムを視察し、その内容について説明を受けるとともに、参加者と交流した。さらに、過去にそのプログラムに参加していた元ヤングケアラー(現若者ケアラー)にインタビューを行った。 上記を通して、民間の支援団体におけるヤングケアラー支援の実際とその意義、学校でのヤングケアラーへの気づきと支援の方法、民間の支援団体・学校・行政の児童福祉の部署の3者による発見・支援の連携の仕組み、重層的な多職種・多機関の連携会議について聞き取り、現状と意義、課題について議論することができた。 帰国後、研究メンバーとヒアリング内容および資料を確認し、日本における応用可能性について検討した。また、今回は想定外のことが生じたため、十分にヒアリングができなかった学校および行政について、今後、明確にすべき点を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
日本における調査、実践研究を行い、それを踏まえた上でイギリスでのヒアリングを実施することができた。ただし、一部、ヒアリングができなった事項があるため、追加ヒアリングが必要である。
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今後の研究の推進方策 |
イギリスにおいて追加ヒアリングを実施する。前回、十分にヒアリングを行えなかった学校、行政の担当部署へのヒアリング、民間支援団体における支援のヒアリングを行い、地域を基盤としたヤングケアラー支援システムについて検討する。
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