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2022 年度 実績報告書

障害児者の地域移行を志向する施設訪問アドボカシーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H01609
研究機関熊本学園大学

研究代表者

堀 正嗣  熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (60341583)

研究分担者 鳥海 直美  四天王寺大学, 人文社会学部, 教授 (00388688)
吉池 毅志  大阪人間科学大学, 人間科学部, 准教授 (60351706)
栗田 季佳  三重大学, 教育学部, 准教授 (90727942)
栄留 里美  大分大学, 福祉健康科学部, 講師 (60708949)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード施設訪問アドボカシー / 地域移行支援 / 障害児施設 / 障害者施設 / 権利擁護
研究実績の概要

以下の諸点を明らかにすることが本研究の目標である。
1) 施設訪問アドボカシーによる施設内虐待を含めた不適切行為の予防のあり方・2)施設訪問アドボカシーと地域移行支援の連携による障害児者のエンパワメント支援の方法・3)施設訪問アドボカシーによる障害児者の苦情や懸念の解決に向けた支援方法・4)訪問アドボカシーと地域移行支援の連携による支援方法・5)施設訪問アドボカシー提供体制の開発。
2022年度本科研の研究組織内に、障害児施設訪問アドボカシー研究班・障害者施設訪問アドボカシー研究班・重症心身障害者施設訪問アドボカシー研究班の3つの研究班を組織し、アドボケイト及び派遣団体のコーディネーター、研究者が月1回事例検討を含む研究協議を行った。これにより、研究目標1)2)3)を追求した。
障害児施設1施設及び障害者施設1施設への訪問アドボカシー試行実践を定期的に行った。また重症心身障害者施設訪問アドボカシー施行実践のための関係団体との研究協議、参与観察、インタビュー調査を行った。さらに、障害児施設において退所を控えた障害児の地域移行に向けて、相談支援事業所(自立生活センター)と連携したアドボカシー実践を行った。また3研究班合同のZoomを活用しての事例検討会を原則として隔月で開催してアドボカシー実践の反省的分析と実践方法の改良を行った。これらにより、研究目標4)5)を追求した。
2022年8月22日~9月11日に渡って、障害児者アドボカシーの先進地であるイギリスロンドン及びスウェーデンストックホルムを視察し、研究目標1)2)3)4)5)を追求した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウィルスの5類移行まで、研究のために不可欠な施設訪問が困難となったため。また対面での研究会等、会議開催が困難になったため。5類移行以降も、施設訪問の見合わせまたは制限が続いているため。

今後の研究の推進方策

新型コロナウィルスの5類への移行を受けて、定期的な施設訪問、対面での研究会開催を再開し、研究を前進させていきたい。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (8件) (うち招待講演 7件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 子どもアドボカシーの理念と原則2023

    • 著者名/発表者名
      堀正嗣
    • 学会等名
      2022年度大阪府里親会研修と情報交換会
    • 招待講演
  • [学会発表] 子どもアドボカシーとはー意味・原則・実践2023

    • 著者名/発表者名
      堀正嗣
    • 学会等名
      四国ブロック児童養護施設職員研修会
    • 招待講演
  • [学会発表] 障害児施設における訪問アドボカシーの現状と課題2022

    • 著者名/発表者名
      鳥海直美
    • 学会等名
      子どもアドボカシー研究会総会記念シンポジウム
  • [学会発表] 子どもアドボカシーとは?2022

    • 著者名/発表者名
      堀正嗣
    • 学会等名
      特定非営利活動法人ひろしまチャイルドライン子どもステーション2022年度広報事業 特別講演会&シンポジウム
    • 招待講演
  • [学会発表] 子どもアドボカシーをどうすすめるか ー区立児童相談所の設置準備期にあたって2022

    • 著者名/発表者名
      堀正嗣
    • 学会等名
      区民子ども支援フォーラム 子どもアドボカシー・パネルディスカッション(オンライン公開学習会)
    • 招待講演
  • [学会発表] 子どもアドボカシーについて2022

    • 著者名/発表者名
      堀正嗣
    • 学会等名
      児童相談所児童福祉司任用後研修
    • 招待講演
  • [学会発表] 子どもの声を聴く意義――福祉の立場から2022

    • 著者名/発表者名
      堀正嗣
    • 学会等名
      日本離婚・再婚家族と 子ども研究学会 第5回大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 子どもの声を聴くことの大切さ2022

    • 著者名/発表者名
      栄留里美
    • 学会等名
      特定非営利活動法人ひろしまチャイルドライン子どもステーション2022年度広報事業 特別講演会&シンポジウム
    • 招待講演
  • [図書] 「共に生きる教育」宣言2022

    • 著者名/発表者名
      堀 正嗣
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      解放出版社
    • ISBN
      9784759220438

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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