研究課題/領域番号 |
20H01609
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
堀 正嗣 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (60341583)
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研究分担者 |
鳥海 直美 四天王寺大学, 人文社会学部, 教授 (00388688)
吉池 毅志 大阪人間科学大学, 人間科学部, 准教授 (60351706)
栄留 里美 大分大学, 福祉健康科学部, 講師 (60708949)
栗田 季佳 三重大学, 教育学部, 准教授 (90727942)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | アドボカシー / 権利擁護 / 障害児者福祉 / 地域移行 / 入所施設 / 自立生活 / 障害児施設 / アクションリサーチ |
研究成果の概要 |
障害児施設研究班、障害者施設研究班、重症心身障害児者施設研究班の3つの研究班をに分かれて研究を行った。 障害児施設班においては、アドボカシー支援により子どものエンパワメントが促進され、地域移行とその後の自立生活につながる可能性があることが事例検討により明らかになった。障害者施設班においては、入所者の限られた人間関係の中で、定期的に会いに来る個人と個人の繋がりから生まれている共事者としてどう在るのかが問われることが明らかになった。重症心身障害児者施設班においては、わからないことへの誠実さと共に、それを括弧に入れて前へ進むことと間柄的・関係論的人間観に立つことの重要性が明らかになった。
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自由記述の分野 |
障害学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
入所施設における障害児者の権利擁護は「地域社会で生活する平等の権利」の実現を志向して行われなければならない。にもかかわらず、日本においては地域移行が進んでおらず、障害児施設を退所した子どもの多くが成人施設に移行することを余儀なくされている。 このような状況の中で、地域移行を志向する施設訪問アドボカシーにより、障害児者のエンパワメントが促進され、地域移行とその後の自立生活につながる可能性があることが明らかになったことは社会的及び学術的な成果である。またこれまで未開拓であった、意思能力に大きな性格がある重症心身障害者への訪問アドボカシーをめぐる問題の所在を明らかにしたことも学術的な意義がある。
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