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2020 年度 実績報告書

「食行動・運動」により健常から認知症発症過程を見出す栄養疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 20H01617
研究機関愛媛大学

研究代表者

丸山 広達  愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20627096)

研究分担者 野田 愛 (池田愛)  順天堂大学, 医学部, 准教授 (10616121)
高田 康徳  愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (20432792)
山本 直史  愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (40552386)
陶山 啓子  愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50214713)
入野 了士  愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 講師 (70634418)
斉藤 功  大分大学, 医学部, 教授 (90253781)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード食行動 / 運動習慣 / 軽度認知障害
研究実績の概要

2020年度は、2018年度までの収集データの整理と新型コロナウイルス感染対策を講じた上で、約90名に対して追跡調査を実施した。分析面では、自記式質問票によって歯の本数(15本未満・15-24本・25本以上)やかみ合わせ(よい・悪い)、特定健康診査の標準的な質問票の身体活動に関する3項目(「1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施」「日常生活において歩行又は同等の身体活動を1日1時間以上実施」「ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速い」)と軽度認知障害との関連を分析した。その結果、歯の本数が15本未満、噛み合わせが悪いと軽度認知障害の多変量調整オッズ比が有意に高く、一方で身体活動に関する3項目について「はい」と回答した数が多いほど軽度認知障害の多変量調整オッズ比が有意に低かった。食行動との関連も分析したが明確な関連は得られなかった。また、飲酒量が多い男性ほど軽度認知障害の多変量調整オッズ比が高いことを学術誌に報告した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初予定していた分析を実施することができた。また明確な関連が得られたため現在論文執筆中である。

今後の研究の推進方策

追跡調査については新型コロナウイルス感染状況に応じ見直しが必要なため、要介護認知症についての情報収集も並行することで研究を途切れなく実施することを計画している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 飲酒量および酒の種類と軽度認知障害との関連:東温スタディ2020

    • 著者名/発表者名
      藤井 晶子, 丸山 広達, 柴 珠実, 田中 久美子, 小岡 亜希子, 中村 五月, 梶田 賢, 江口 依里, 友岡 清秀, 谷川 武, 斉藤 功, 川村 良一, 髙田 康徳, 大澤 春彦, 陶山 啓子
    • 雑誌名

      日本老年医学会雑誌

      巻: 57 ページ: 300-307

    • DOI

      10.3143/geriatrics.57.300

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 就寝前の食行動の変化と軽度認知障害との関連:東温スタディ.2020

    • 著者名/発表者名
      松崎有紗、丸山広達、友岡清秀、谷川武、斉藤功.
    • 学会等名
      第74回日本栄養・食糧学会大会.

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公開日: 2021-12-27  

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