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2022 年度 実績報告書

ナノファイバー化技術応用食品と運動の併用による肥満抑制効果およびその機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20H01618
研究機関石川県立大学

研究代表者

長野 隆男  石川県立大学, 生物資源環境学部, 教授 (20304660)

研究分担者 中井 雄治  弘前大学, 地域戦略研究所, 教授 (10321788)
矢野 博己  川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (20248272)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード微粒子化 / 運動 / 腸内細菌叢 / メタボローム / トランスクリプトーム
研究実績の概要

微粒子化おからと運動の併用効果について、高脂肪食肥満モデル動物実験系を用いて動物実験を行った。体重の抑制効果は、微粒子化おから摂取と運動の併用群は運動群と同等であった。脂肪の蓄積抑制と耐糖能の改善において、微粒子化おから摂取と運動の併用群で効果が認められた。盲腸内容物を試料として、ガスクロマトグラフィー質量分析計を用いた短鎖脂肪酸測定を行った。コントロール群と比べて、運動群と微粒子化おから摂取群で酢酸の増加が、微粒子化おから摂取群、微粒子化おから摂取と運動の併用群で酪酸の増加が認められた。しかしながら、微粒子化おから摂取と運動の併用効果は認められなかった。結腸便を試料として16SリソソームRNAのアンプリコン解析により腸内細菌叢について調べた。微粒子化おから摂取と運動の併用群で、Duncaniella とSchaedlerella の増加とAlistipes とIntestinimonas の減少が観察された。メタボローム解析では、血漿を試料として液体クロマトグラフィー質量分析計を利用して行った。その結果、微粒子化おから摂取群ではコントロール群と比べて1次胆汁酸の合成が増加しており、運動群では1次胆汁酸の合成が低下し、微粒子化おから摂取と運動の併用群では変わらなかった。従って、微粒子化おから摂取による1次胆汁酸の合成効果は運動により低下することが考えられた。トランスクリプトーム解析は、肝臓を試料としてDNAマイクロアレイを用いて測定を行った。実験の結果、1次胆汁酸の合成により活性化されるFXR遺伝子の活性化は観察されなかった。以上、動物実験を行なうことにより微粒子化おからと運動との併用効果について明らかにすることができた。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)

  • [学会発表] Impact of wet grinder-treated okara on obesity and gut microbiota in high-fat diet-fed mice2022

    • 著者名/発表者名
      Takao Nagano, Chihiro Watanabe, Kazuyoshi Nakamura, Eri Oyanagi and Hiromi Yano
    • 学会等名
      6th International Symposium on Phytochemicals in Medicine and Food, Hangzhou, China
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] ナノファイバー化技術を利用した食品開発2022

    • 著者名/発表者名
      長野隆男
    • 学会等名
      第33回食品ハイドロコロイドシンポジウム、京都大学農学部総合館(京都)
    • 招待講演

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公開日: 2023-12-25  

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