研究課題/領域番号 |
20H01629
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
川上 泰彦 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (70436450)
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研究分担者 |
當山 清実 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (20760804)
梅澤 希恵 国立教育政策研究所, 国際研究・協力部, 研究員 (70770890)
前田 麦穂 國學院大學, 人間開発学部, 助教 (10963316)
神林 寿幸 明星大学, 教育学部, 准教授 (70785279)
橋野 晶寛 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (60611184)
町支 大祐 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40755279)
榎 景子 長崎大学, 教育学部, 准教授 (60813300)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 教育政策 / 教員人事 / 職場適応 / 職能形成 / パネルデータ / 人的資源管理 / メンタルヘルス |
研究成果の概要 |
この研究では、3地域に勤務する教員を対象に、その勤務状況や心身の健康認識、能力の自己評価、所属組織の風土や管理職のリーダーシップを問う質問紙調査を繰返し実施し、パネルデータを構築した。これをもとに、同僚関係の違いや管理職のリーダーシップの違いなどが、教員の勤務実態・能力形成・心身の健康等にどのような影響を及ぼすのかを分析した。これにより、管理職や教員が定期的に異動を経験するという日本の学校において、管理職のリーダーシップや管理職と教員の関係性、教員間の同僚関係や学校内で共有される規範や慣習、個々の教員の特性という三層の構造によって、職場適応・職能形成が展開することが判明した。
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自由記述の分野 |
教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、各学校での勤続年数がきわめて短く、組織の流動性が高いという日本の公立学校における組織の流動性が、学校組織や教員にどのような影響を及ぼすかを明らかにした。従来より、こうした異動については「力量形成に資する」という指摘と「ストレスに悪影響を与える」という指摘が双方行われてきたが、心身共に健康な職場環境や働き方をどう実現するか、また職能形成を促進する職場適応をどう促進するかについて、管理職の要素、同僚関係の要素、個々の教員の特性のという側面から明らかにした。大量退職・大量採用を経て大幅に若年化した日本の学校組織において、学校教育のパフォーマンスを高めるための実践的な知見を提示した。
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