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2023 年度 研究成果報告書

知識基盤社会におけるポストCAP-STEM型大学教授職に関する国際比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01642
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分09020:教育社会学関連
研究機関広島大学

研究代表者

有本 章  広島大学, 高等教育研究開発センター, 名誉教授 (00030437)

研究分担者 金 良善  広島大学, 高等教育研究開発センター, 准教授 (10802861)
大膳 司  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
黄 福涛  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード大学教員 / 社会サービス活動 / 講演 / 共同研究 / 外部委員会
研究成果の概要

日本の大学教員を対象として2017年に実施したアンケート調査データを使って、大学教員の社会サービス活動の特徴を分析した結果、3点が明らかになった。
①1週間のうちに社会サービス活動に費やす時間は、0時間から65時間と幅が広く、平均時間数は約3時間であった。②活動頻度の高いものは、「講演」「共同研究や共同出版」「外部委員会への参加」であった。③社会サービス活動時間数が長い大学教員の特徴は、男性、50歳代以上、「社会科学系」「農学系」「医学・健康科学系」であり、彼らの所属組織の特徴は、「リーダーシップが発揮されている」「機関の使命が重視されている」「同僚制で意思決定がなされている」、であった。

自由記述の分野

教育社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本の大学教員の主な専門的活動は、研究活動と教育活動であり、社会サービス活動は多くの大学教員にとってマイナーな活動である(平均1週間に3時間程度)。その中でも、主な社会サービス活動は、「講演」「共同研究や共同出版」「外部委員会への参加」であった。
社会サービス活動時間数が長い大学教員について調べたところ、50歳代以上のシニア男性教員で、専門分野は、社会科学系、農学系、医学・健康科学系であった。なお日本の大学教員の社会サービス活動が国際的に低調なことは、大学が社会との協力関係や国際化推進などの点でいまだ積極的段階を実現していない証左であるから、今後の大学改革や大学教員の意識改革を喚起する。

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公開日: 2025-01-30  

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