研究分担者 |
安部 保海 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, その他部局等, 特任上席リサーチアドミニストレーター (20531932)
小塩 隆士 一橋大学, 経済研究所, 教授 (50268132)
羽田 貴史 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 名誉教授 (90125790)
小林 信一 広島大学, 高等教育研究開発センター, 特任教授 (90186742)
林 岳彦 国立研究開発法人国立環境研究所, 社会システム領域, 主幹研究員 (90534157)
|
研究実績の概要 |
2021年度は、EBPMに関わる方法論の応用研究において優れた研究進展が認められ、国内計量分析の学術誌(査読誌)への採択など、多くの研究成果として結実した(樊・中尾・西谷・村澤 2021,中尾・樊・村澤・西谷・松宮 2021,中尾・樊・村澤 2021a, 中尾・樊・村澤 2021b)、 また、関連する学際領域において各種の「エビデンス」に関わる議論や問題提起を研究論文等を通じて行い(羽田 2021, 小林・福本 2021, 小林 2021, Kano, H & Hayashi, T.I.等)、研究成果を産出しつつある。 これら研究成果を通じて、近年EBPMにてゴールドスタンダード化しつつある因果推論の最先端の手法を検証・応用しつつ、EBPMのあり方に関して、各専門分野の専門知を無視できない点を問題提起した。 こうした成果に至るまでの議論は、オンラインによる公開研究会を通じて一般参加者とも議論を重ねており、EBPMが重視する因果推論を中心とした計量分析の応用研究やそれら方法論の持つ本質的課題、関連する研究倫理問題を扱い、積極的な発信を行った(https://rihe.hiroshima-u.ac.jp/research_activities/public_workshop/2021-2/,第1,2,3,5,6,8,10,11,12,16回の研究会を主催)。また、こうした研究成果の一部は、大学のIR(Institutional Research)にも応用可能性があることから、民間企業とも連携しながら、大学を対象とした各種研修等で成果を披露し社会貢献にも資した(例:https://www.kawaijuku.jp/jp/research/ir_seminar_2021_1/)。
|