• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

非認知的能力育成のエビデンスベースな施策を教科の特質に即して立案する方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H01675
研究機関信州大学

研究代表者

岩永 恭雄  信州大学, 教育学部, 名誉教授 (80015825)

研究分担者 吉川 厚  東京工業大学, 情報理工学院, 特定教授 (50444120)
林 寛平  信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (10726376)
山崎 美穂  帝京大学, 教育学部, 講師 (50824132)
榎本 哲士  北海道教育大学, 教育学部, 講師 (60758811)
永田 潤一郎  文教大学, 教育学部, 教授 (30413909)
辻山 洋介  千葉大学, 教育学部, 准教授 (10637440)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード非認知的能力 / 教科 / 施策
研究実績の概要

本研究の目的は,子どもの非認知的能力の育成に対して有効な教育施策を,学校教育の「教科及び各領域」の特質に即してエビデンスベースに立案する方法を開発することである。
この目的の達成は次の2ステップで進める。Ⅰ:非認知的能力を教科及び各内容領域の特質に即して評価する方法の開発,Ⅱ:非認知的能力の評価に基づく改善策を考案する方法の開発
2021年度は,ステップⅠに関して次のことを行った:・心理学における尺度開発の手法に即して,教科(小学校算数科)の各領域(数と計算,図形,変化と対応,データの活用)に固有な子どもの非認知能力に対する教師の評価を捉える調査を設計した。・本調査について,信州大学教育学部研究委員会に倫理審査を申請し認証された。・研究代表者と分担者の所属する大学の附属小学校教員約50名を調査対象者として調査を実施した。・社会調査を専門とする業者と連携し,調査データを回収・整理し,適切に保管した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

・当初の計画におけるステップⅠ「非認知的能力を教科及び各内容領域の特質に即して評価する方法の開発」を完了することができた。

今後の研究の推進方策

本研究の目的「子どもの非認知的能力の育成に対して有効な教育施策を,学校教育の「教科及び各領域」の特質に即してエビデンスベースに立案する方法の開発」の達成は次の2ステップで進める。
Ⅰ:非認知的能力を教科及び各内容領域の特質に即して評価する方法の開発
Ⅱ:非認知的能力の評価に基づく改善策を考案する方法の開発
2022年度は,ステップⅡに関して,教科「算数科」の4内容領域(「数と計算」,「図形」,「関数」,「データの活用」)に焦点を当て,子どもの非認知的能力の育成に対して有効な教育施策を立案するため,現行の教育施策の課題を特定する。

  • 研究成果

    (21件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (9件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] Japanese teachers’ mental readiness for online teaching of mathematics following unexpected school closures2021

    • 著者名/発表者名
      Taro Fujita, Hiroyuki Nakagawa, Hiroyuki Sasa, Satoshi Enomoto, Mitsunori Yatsuka & Mikio Miyazaki
    • 雑誌名

      International Journal of Mathematical Education in Science and Technology,

      巻: Online ページ: Onlinw

    • DOI

      10.1080/0020739X.2021.2005171

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] 数学教育に固有な非認知能力に対する教師による子どもの評価:巨視的な研究課題の明確化2021

    • 著者名/発表者名
      宮崎樹夫,清水静海,岩永恭雄
    • 雑誌名

      日本数学教育学会, 春期研究大会論文集

      巻: 9 ページ: 201 - 204

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 教育施策下におけるカリキュラムアラインメントの特徴:学校数学における,意図されたカリキュラムに基づく実施されたカリキュラムの層横断的な改善に焦点を当てて2021

    • 著者名/発表者名
      宮崎樹夫
    • 雑誌名

      日本数学教育学会, 春期研究大会論文集

      巻: 9 ページ: 235 - 238

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 証明の構造の理解レベルに基づく学習支援システムの開発2021

    • 著者名/発表者名
      宮崎樹夫,村松浩幸,藤田太郎,岩永恭雄
    • 雑誌名

      日本科学教育学会 年会論文集

      巻: 44 ページ: 313 - 316

    • DOI

      10.14935/jssep.45.0_313

    • オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] 数学教育の内容・領域に固有な非認知能力に対する教師による子どもの評価-非認知能力の評価を決定付ける媒介モデルの比較を通して-2021

    • 著者名/発表者名
      岩田耕司・吉川厚・中川裕之・榎本哲士・宮崎樹夫
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集

      巻: 45 ページ: 481-484

  • [雑誌論文] 全国学力・学習状況調査の結果に基づく中学校数学科における典型的な誤答の分析 「関数」領域と「データの活用」領域の考察2021

    • 著者名/発表者名
      永田潤一郎
    • 雑誌名

      文教大学教育学部紀要

      巻: 55 ページ: 215-232

  • [学会発表] 数学教育の内容・領域に固有な非認知能力に対する教師による子どもの評価:非認知能力の評価を決定付ける媒介モデルの比較を通して2021

    • 著者名/発表者名
      岩田耕司,吉川厚,中川裕之,榎本哲士,宮崎樹夫
    • 学会等名
      日本科学教育学年会
  • [学会発表] 証明構造の理解レベルの向上:授業における,証明生成ストラテジーの異なるレベルに跨る組合せの現出2021

    • 著者名/発表者名
      宮崎樹夫,藤田太郎,岩田耕司,Keith Jones
    • 学会等名
      日本数学教育学会, 秋期研究大会
  • [学会発表] ヨーロッパの教育政策にみる早期離学と進路保障 :学校から離れる若者、多様な学び方と教育訓練の場2021

    • 著者名/発表者名
      園山大祐, 辻野けんま, 斎藤里美, 小山晶子, 布川あゆみ, 見原礼子, 有江ディアナ, 二井紀美子, 林寛平, 本所恵, 丸山英樹, 中田麗子
    • 学会等名
      日本比較教育学会第57回大会
  • [学会発表] ベイジアンネットワークを用いた小中学校の学力上昇下降を分ける問題分析2021

    • 著者名/発表者名
      石沢涼太, 北澤 正樹, 高橋 聡, 吉川 厚, 山村 雅幸
    • 学会等名
      学習分析学会 2021年度 第2回研究会
  • [学会発表] 数学教育の内容・領域に固有な非認知的能力に対する教師による子どもの評価2021

    • 著者名/発表者名
      宮崎樹夫, 中川裕之, 吉川厚, 榎本哲士, 岩田耕司, 清水静海, 岩永恭雄
    • 学会等名
      日本数学教育学会 第9回春期研究大会
  • [学会発表] 数学教育の内容・活動に固有な非認知能力に対する教師による子どもの評価:調査と分析の方法2021

    • 著者名/発表者名
      吉川厚, 中川裕之
    • 学会等名
      日本数学教育学会 第9回春期研究大会
  • [学会発表] 数学教育の内容・領域に固有な非認知能力に対する教師による評価:中学校数学における「正の数・負の数」に関する調査結果の考察2021

    • 著者名/発表者名
      榎本哲士
    • 学会等名
      日本数学教育学会第9回春期研究大会
  • [学会発表] 数学教育の内容・領域に固有な非認知能力に対する教師による子どもの評価:中学校数学における「比例・反比例」に関する調査結果の考察2021

    • 著者名/発表者名
      岩田耕司
    • 学会等名
      日本数学教育学会第9回春期研究大会
  • [学会発表] 小学校教師の数学授業のレキシコンに関する調査:「課題提示」を例に2021

    • 著者名/発表者名
      辻山洋介
    • 学会等名
      日本数学教育学会 第9回春期研究大会
  • [図書] 板書&展開例でよくわかる 数学的活動でつくる365日の全授業 中学校数学 1年上2021

    • 著者名/発表者名
      永田潤一郎
    • 総ページ数
      125
    • 出版者
      明治図書出版株式会社
    • ISBN
      978-4-18-532116-7
  • [図書] 板書&展開例でよくわかる 数学的活動でつくる365日の全授業 中学校数学 2年上2021

    • 著者名/発表者名
      永田潤一郎
    • 総ページ数
      97
    • 出版者
      明治図書出版株式会社
    • ISBN
      978-4-18-532210-2
  • [図書] 板書&展開例でよくわかる 数学的活動でつくる365日の全授業 中学校数学 3年上2021

    • 著者名/発表者名
      永田潤一郎
    • 総ページ数
      131
    • 出版者
      明治図書出版株式会社
    • ISBN
      978-4-18-532314-7
  • [図書] 板書&展開例でよくわかる 数学的活動でつくる365日の全授業 中学校数学 1年下2021

    • 著者名/発表者名
      永田潤一郎
    • 総ページ数
      135
    • 出版者
      明治図書出版株式会社
    • ISBN
      978-4-18-545117-8
  • [図書] 板書&展開例でよくわかる 数学的活動でつくる365日の全授業 中学校数学 2年下2021

    • 著者名/発表者名
      永田潤一郎
    • 総ページ数
      107
    • 出版者
      明治図書出版株式会社
    • ISBN
      978-4-18-545211-3
  • [図書] 板書&展開例でよくわかる 数学的活動でつくる365日の全授業 中学校数学 3年下2021

    • 著者名/発表者名
      永田潤一郎
    • 総ページ数
      115
    • 出版者
      明治図書出版株式会社
    • ISBN
      978-4-18-545315-8

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi