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2023 年度 研究成果報告書

世界で広まる品格教育の日本的展開の可能性について:エビデンスと視察を通して

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01680
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

青木 多寿子  岡山大学, 教育学域, 教授 (10212367)

研究分担者 山田 剛史  横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 教授 (10334252)
川合 紀宗  広島大学, ダイバーシティ&インクルージョン推進機構, 教授 (20467757)
笹山 健作  三重大学, 教育学部, 准教授 (20780729)
宮崎 宏志  岡山大学, 教育学域, 准教授 (30294391)
足立 稔  岡山大学, 教育学域, 教授 (70271054)
新 茂之  同志社大学, 文学部, 教授 (80343648)
井邑 智哉  佐賀大学, 学校教育学研究科, 准教授 (80713479)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード品格教育 / Character strengths(強み) / 体力 / 身体活動量 / well-being / 児童 / 体力・身体活動を通した介入の可能性
研究成果の概要

世界で展開する強みの介入を行う研究では,小学生で必ずしも成果が出ていない。これについて①強みに関する基礎データの収集,②体力・身体活動量との関係,③成人での強みとWell-beingの関係の3点から検討を行った。その結果①品格の強みは,U字型発達曲線を呈するため成果が見えにくいこと,②児童の体力と活動量の実測値と品格に相関が見られたことから,児童期の介入方法として体力・身体活動の用いた介入が有効である可能性を示せたこと,③強みはキャリア形成期の成人から高齢者までWell-beingと関係している,生涯役立つ教育になり得ることを示した。なお,英国視察はコロナ禍で断念し,この分の研究費は返納した。

自由記述の分野

教育心理学,生徒指導論, 発達心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会的意義は次に集約できる。世界で展開する強みの介入研究が小学生で必ずしも成果が出ていない事実について,①品格の強みは,U字型発達曲線を呈するため成果が見えにくいこと,②児童期では、この時期飛躍的に伸びる体力,身体活動の実測値に基づく客観的なデータを用いて、品格と関係していることを示せたこと,③縦断データから、人間関係に関わる強みを持っているとwell-beingが高くなる一方で、それ以外は幸福感が高ければ強みが育まれる、との関係を示したこと、である。これらはいずれも品格とwell-beingに関する介入研究に関する未着手の有用な知見であり、②はQ1ジャーナルに掲載された。

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公開日: 2025-01-30  

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