研究課題/領域番号 |
20H01687
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
小磯 透 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (40406674)
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研究分担者 |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (00183731)
渡辺 隆一 信州大学, 教育学部, 特任教授 (10115389)
國土 将平 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (10241803)
友川 幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
中野 貴博 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (50422209)
佐川 哲也 金沢大学, 地域創造学系, 教授 (70240992)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 保健教育 / ラオス / アジア / コンピテンシー / 教員養成 / ネパール / エコヘルス / 開発途上国 |
研究実績の概要 |
令和4年度(2022年)は、2022年の4月より、オンラインで日本、ラオス、ネパールの研究者の共同で、包括的性教育、栄養不良の二重負荷(肥満と痩せ)、水衛生(手洗い啓発の企画)に関する中学生向けの教育教材の開発を行った。また、かくテーマを指導する際に求められる教員のコンピテンシーについて明らかにした。その後、ラオスでは、2022年の9月にラオス国立大学教育学部、バンクーン教員養成校、ドンカムサン教員養成校、ルアンパパーン教員養成校において、上記で開発した3つの教育を行うために、教員養成機関の教員と近隣の中学校の教員を対象とした教員研修を行った。さらに、2022年の10月から12月にかけて、教員養成機関と各国の中学校で開発した3種類の教材を用いた授業実践とその効果評価を行った。ネパールでは、2022年7月31日から2022年8月11日に、共同研究機関を視察し、保健教育の現状を把握した。また、ネパールでの保健教育に関するコンピテンシーの解明のための調査と介入研究に関する打ち合わせを行った。さらに、2022年12月16日から12月26日に、非感染性疾患に関する教育について、カトマンズ周辺のト大学の教員(15名)を対象としたワークショップを開催した。さらに、大学教員を対象とした保健教育に関するコンピテンシー調を実施した。現在、上記の各種調査で得られた結果を分析し、論文化の作業を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定していた研究活動のいくつかが実践できていないため
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に収集した調査データをまとめて、論文化を進めていく予定である。また、ネパールについては、別の地域での実践も計画していく予定である。
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