研究課題
SDGsにおいて、基礎的な計算能力の育成は、教育における国際社会の課題の一つとして謳われている。当然ながら、その育成には、その国の数学教育が担う役割は大きい。基本的な計算能力の育成において、量概念の有無は、与えられた問題の文脈に沿った立式に関係するため、そこへの注目は不可避である。例えば、物の個数や長さなどの差を求める問題において、正しくひき算を立式するためには、比較するという感覚は不可欠である。日本の算数教育を中心に量概念の育成と量指導に関する先行研究を整理した。例えば、日本では、比較の段階と単位(任意単位・普遍単位)を設定する段階、量を数値化する段階と量に関する指導と測定に関する指導を区別している。これを参考にし、量概念と計算力を測定するテストを作成し、フィリピン、マラウイ、ザンビア、フィジーにて現地調査を行った。例えば、各国に共通する点として、具体物や半具体物で示された場合、正しい計算に至るが、数値の場合には、誤答が多くなる傾向が浮かび上がってきた。つまり、量と数の関係に対する点に難点があると示唆されている。ただし、そのデータ分析は現在進行中である。得られた成果は、関連する学会で発表及び論文として公表する。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件)
African Journal of Research in Mathematics, Science and Technology Education
巻: 28 ページ: 1~12
10.1080/18117295.2024.2318539
Journal of Science and Mathematics Education in Southeast Asia
巻: 46 ページ: 217~244
Proceedings of the 47th Conference of the International Group for the Psychology of Mathematics Education
巻: 4 ページ: in press
Early Childhood Education Journal
巻: 1 ページ: 1~13
10.1007/s10643-023-01493-9
国際バカロレア教育研究
巻: 7 ページ: 81~93
未来の保育と教育ー東京未来大学保育・教職センター紀要ー
巻: 10 ページ: 43~52
教師教育研究
巻: 16 ページ: 219~224
数学教育学研究
巻: 29(1) ページ: 119~129
Journal of Hokkaido University of Education (Clinical Research in Education)
巻: 73 ページ: 203~214
巻: 73 ページ: 215~230
巻: 73 ページ: 189~201
Open Access Government
巻: 40 ページ: 274~275
10.56367/OAG-040-10986
Proceedings of the 46th Conference of the International Group for the Psychology of Mathematics Education
巻: 4 ページ: 323~330