研究課題/領域番号 |
20H01702
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研究機関 | 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 |
研究代表者 |
榎本 容子 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 発達障害教育推進センター, 主任研究員 (00510596)
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研究分担者 |
清野 絵 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 障害福祉研究部, 研究室長 (00584385)
井戸 智子 名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 招へい教員 (00734451)
木口 恵美子 鶴見大学短期大学部, 保育科, 准教授 (50511325)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 発達障害 / 学生 / 企業のニーズ / 就労支援 / キャリア支援 |
研究実績の概要 |
2022年度及び2023年度前半は、まず、研修プログラムの教材開発に資する知見を得ることとした。大学の取組の実態に即した教材開発ができるよう、798大学についてHP調査を実施し、各部署(キャリアセンター、学生相談室、障害学生支援室)の設置状況及び、各部署が取り組んでいる実践内容等を調べた。その結果、41大学104件の取組が把握された。内容としてはガイダンス・セミナーが多く、その他、企業でのインターンシップ、学内での模擬的就労体験等の取組が把握された。セミナーでは、講師を学外の支援機関、企業、当事者(卒業生含む)、学内支援部署等が務めていた。学外の支援機関や学内部署の周知によりその利用の促進につなげたり、当事者の話を聞くことによって、進路選択のための学生自身の理解を深めたりすることが意図されているのではないかと考えられる。これを踏まえ、学外の支援機関や企業、保護者との連携について、文献調査及び、関係者との協議を行い、教材に盛り込むべき知見について把握した。 これらの知見及び、これまでに取り組んだ大学及び企業を対象とした各調査結果等を踏まえ、発達障害学生のキャリア意思決定に向けた基礎知識を提供するための、研修プログラムを構成する各種教材の開発を行った。教材は、Ⅰ大学のキャリアセンター職員等対象の内容のほか、効果的な支援や連携の促進につなげることをねらいとして、Ⅱ学生対象、Ⅲ保護者対象、Ⅳ企業対象の内容を作成した。大学現場への活用に向けて、教材についての意見収集及び検討を進めたところ、多様な発達障害のある学生の状態像を想定した内容とするための改修点が見出された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度の研究活動の遅延分については、2023年度に繰越申請による研究活動を実施することで対応することができた。 2023年度の研究活動については、プログラム導入に向けた協力校の選定に遅延が生じているが、2024年度に繰越申請による研究活動を実施することで、対応していく。
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今後の研究の推進方策 |
研究結果を踏まえ、研修プログラムの教材開発を概ね開発することができた。 今後は、把握された課題に対応できる教材へと改修するとともに、大学等の協力を得ることで、プログラムの精査及び効果検証を進めていきたい。
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