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2023 年度 実績報告書

ことばの教室への入級審査に用いる発話・言語能力包括的アセスメント法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H01703
研究機関筑波大学

研究代表者

宮本 昌子  筑波大学, 人間系, 教授 (70412327)

研究分担者 今富 摂子  目白大学, 保健医療学部, 准教授 (30509633)
飯村 大智  筑波大学, 人間系, 助教 (40881842)
小林 宏明  金沢大学, 学校教育系, 教授 (50334024)
後藤 多可志  目白大学, 保健医療学部, 准教授 (50584231)
畦上 恭彦  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (70337434)
牧野 泰美  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 研究企画部, 上席総括研究員 (80249945)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード発話 / 言語 / ことばの教室 / 学齢期 / アセスメント
研究実績の概要

本研究では、ことばの教室で使用可能な入級審査のためのチェックリストを開発することを目的とし、言語障害の専門家8名により入級の適切さをスクリーニングするためのチェックリスト項目を作成した。質問紙の構成は,相談歴10項目,自閉スペクトラム症(ASD)4項目,注意欠如・多動性障害(ADHD)3項目,学習障害(LD)3項目,言語発達障害3項目,発達性協調運動障害(DCD)2項目,構音障害7項目,音声障害2項目,吃音4項目とした。通常学級在籍児およびことばの教室に通う児童の保護者を対象に質問紙調査を実施し、あわせて教員にも指導している障害種別を尋ねた。その結果、専門家への相談歴、検査を受けた経験等についての回答は、その後のことばの教室の利用を予測できる可能性があり、情報を得ておくことは有効であることが確認された。担当教員による回答から、言語障害以外に発達障害等を対象とした指導も行っている現状が明らかにされ、発達障害に関する項目を設定することの重要性についても示唆された。次に、本チェックリストの言語障害の項目については通常学級の児童との差が明らかであり、判別可能であると考えられるが、発達障害においては判別が困難である可能性が示唆された。今後は、発達障害に関する項目の検討が求められる。さらに、音声障害への該当が少ない点については慎重な解釈が必要であり、構音障害に該当した児童への精査の方法を分かりやすく示すなどの工夫についても検討する必要がある。最後に、本チェックリストを使用することで通級に通う必要のある児童を、ある程度は検出できる可能性が示唆された。一方で,対象障害によってはサンプルサイズが小さいために精度が低くなっていることや、検出に有用でなかった項目もみられたため、今後はそれらの検討が必要であると考えられる。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] ことばの教室への入級審査に用いる発話・言語能力包括的アセスメント法の開発(1)2023

    • 著者名/発表者名
      宮本昌子・今富摂子・後藤多可志・畦上恭彦・牧野泰美・飯村大智
    • 学会等名
      第49回日本コミュニケーション障害学会学術講演会
  • [学会発表] ことばの教室への入級審査に用いる発話・言語能力包括的アセスメント法の開発(2)2023

    • 著者名/発表者名
      今富摂子・飯村大智・後藤多可志・畦上恭彦・城本修・宮本昌子
    • 学会等名
      第49回日本コミュニケーション障害学会学術講演会
  • [学会発表] ことばの教室への入級審査に用いる発話・言語能力包括的アセスメント法の開発(3)2023

    • 著者名/発表者名
      飯村大智・今富摂子・畦上恭彦・城本修・宮本昌子
    • 学会等名
      第49回日本コミュニケーション障害学会学術講演会

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公開日: 2024-12-25  

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