研究課題/領域番号 |
20H01726
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
丹羽 量久 長崎大学, ICT基盤センター, 教授 (90448499)
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研究分担者 |
バーニック ピータージョン 長崎大学, 障がい学生支援室, 助教 (00752726)
山地 弘起 独立行政法人大学入試センター, 独立行政法人大学入試センター, 教授 (10220360)
椿本 弥生 東京都立大学, 大学教育センター, 准教授 (40508397)
金西 計英 徳島大学, 高等教育研究センター, 教授 (80204577)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | メタ認知 / メタ認知尺度 / 高等教育 / 授業設計法 |
研究成果の概要 |
大学生の学びを対象とするメタ認知尺度Metacognitive Awareness Inventory (MAI)を邦訳したMAI改訳版58項目を簡便に利用できるように,大学生の回答データを使って因子分析等による検討を行い,同程度に機能しうるMAI短縮版(23項目)を構成した。 プレゼンテーションを課す情報系教養教育科目の授業実践を通じて,学習成果のクラス内共有や学生間相互評価等を授業設計に加味する改善策に効力を認めた。多くの学生に内発的動機づけがなされた結果,学習成果の改善プロセスにさまざまなメタ認知活動が誘引され,その進展との関連性を確認できた。
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自由記述の分野 |
教育工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタ認知は,OECDのEducation 2030事業においてキーコンピテンシーの一つとして取り上げられている。我が国の各教育機関でも,授業内外の学習活動においてメタ認知の働きを向上させる工夫を求められることが予想される。 学習者のメタ認知の変化を的確に把握し,さらに,学習者のメタ認知の伸長を効果的に導く授業への転換,という今日的な両課題を解決する一方策として,本研究成果が貢献できる。
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