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2023 年度 研究成果報告書

アプリケーション操作の測定に基づく思考プロセスの分析と学習支援

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01728
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関京都橘大学 (2023)
公立はこだて未来大学 (2020-2022)

研究代表者

大場 みち子  京都橘大学, 工学部, 教授 (30588223)

研究分担者 峯 恒憲  九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (30243851)
松澤 芳昭  青山学院大学, 社会情報学部, 准教授 (40517017)
新美 礼彦  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (80347179)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード取捨選択・並べ替え作文 / 取捨選択・並べ替えプログラミング / 時間的共起分析 / 状態遷移の閉路の分析 / 答えのない課題 / 試行錯誤 / 学習分析
研究成果の概要

プログラミングや作文などをパズル・アプリケーションに仕立てて、課題としてパズル問題を開発し、パズルを解く操作を測定・分析することで、問題解決のプロセスを検出した。題材にはレポート、プログラミング、自然言語でアルゴリズムを考える問題、図形の証明問題、ロジックツリー、15パズルを取り上げた。
これらを解くプロセスの分析手法として、時間的共起分析を応用して、取捨選択の様子から作問の狙い通りの選択肢で迷っているかを観察できた。また、解答の状態遷移における閉路を分析して、従来にない複雑な試行錯誤を検出できた。これらは正解の存在を前提とせず試行錯誤を分析できるため、近年の教育のニーズに合致している。

自由記述の分野

教育工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の教育は、答えのない課題に試行錯誤で取り組める人材の育成に取り組んでいる。答えのない課題への取り組みの評価では、普遍的な正解がないので、正答率の向上といった従来の学習分析の手法が使えない。また、試行錯誤を評価するためには、単に悩んでいることの検出にとどまらず、悩み方の内容を明らかにできる必要がある。結果の予測だけでは不十分で、プロセスの解明が期待されるのである。
本研究が開発したパズル・アプリケーションや分析手法は、問題解決のプロセスを測定・分析するものである。これらは正解の存在を前提とせず試行錯誤を識別できるため、近年の教育のニーズに合致している。

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公開日: 2025-01-30  

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