研究分担者 |
伊澤 悟 小山工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (00232223)
伊藤 通子 東京都市大学, その他部局等, 教授 (00537037)
藤原 康宣 一関工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (40290689)
久池井 茂 北九州工業高等専門学校, 生産デザイン工学科, 教授 (50300653)
鈴木 慎也 東京工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (50803285)
永井 翠 東京工業高等専門学校, 電子工学科, 准教授 (60591154)
芦田 和毅 長野工業高等専門学校, 情報エレクトロニクス系, 教授 (70377612)
青木 悠祐 沼津工業高等専門学校, 電子制御工学科, 准教授 (70584259)
多羅尾 進 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80300515)
八田 直紀 東京工業高等専門学校, 一般教育科, 講師 (10881089)
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研究実績の概要 |
本研究では高専卒業生のwell-beingに寄与するSECを明らかにする. 調査は八戸,鶴岡,群馬,木更津,東京,富山(本郷キャンパス・射水キャンパス),長野,沼津,広島商船,阿南,新居浜,有明,熊本(八代キャンパス),大分の協力を得て実施した.高専(キャンパス)毎に、1984年3月から2015年3月の卒業生から1,000名を無作為抽出し,計15,000名に質問紙調査を行った(調査は2021年11月から翌年2月に実施,回収数2,759,回収率19.3%).質問紙は平成26年度「高専卒業生キャリア調査」の質問紙に加筆・修正を加えたものであり,高専時の学習態度・学習成果や現在の職業キャリア等,幅広い項目で構成される.本研究では SEC及びwell-beingに関する項目を用いた.SEC測定項目はCASELのSELフレームワークに基づき作成した.5領域のSEC「自己への気づき」「セルフマネジメント」「社会への気づき」「関係づくりスキル」「責任ある意思決定」について5つずつ項目を用意し,well-beingの測定には人生満足度尺度を用いた。 5領域の測定項目群に対する探索的因子分析の結果,1因子構造(5項目)の5種類の尺度が作成され,卒業時及び現在のSECと現在の人生満足度との相関分析の結果,卒業時及び現在の5つのSECのいずれも人生満足度と統計的に有意な正の相関が認められた(特に「自己への気づき」と「セルフマネジメント」が人生満足度との関連を示唆).さらに,人生満足度を従属変数,卒業時及び現在のSECを独立変数とした重回帰分析の結果,卒業時及び現在の「自己への気づき」,「セルフマネジメント」,「関係づくりスキル」は人生満足度に寄与することが示された。特に「セルフマネジメント」がwell-beingへの影響が大きいことが示唆された.
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