研究課題/領域番号 |
20H01882
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分14010:プラズマ科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
桐山 博光 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光科学研究所 光量子科学研究部, グループリーダー (40354972)
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研究分担者 |
宮坂 泰弘 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光科学研究所 光量子科学研究部, 主任研究員 (20761464)
匂坂 明人 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光科学研究所 光量子科学研究部, 主幹研究員(定常) (20354970)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | レーザー |
研究成果の概要 |
超高強度ペタワット(PW=10の15乗 W)レーザーと物質との相互作用研究は、1平方cmあたり10の22乗 Wという未踏の領域で行われようとしている。しかし、出力パルスの時間構造において、超高強度レーザー主パルスに先立って強度の低いプリパルスが存在する。このような超高強度下では、プリパルスの強度も大きいため、プリパルスがターゲットを破壊する等極めて大きな問題となっている。最近指摘されている、ポストパルスがプリパルスを生み出す、新奇非線形結合効果を実験的に理解・制御し、プリパルスのないスーパークリーン超高強度レーザーを世界に先駆け実証した。
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自由記述の分野 |
プラズマ科学関連
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高強度レーザー主パルスに付随するプリパルスの発生原因を理解・解明し、制御・抑制することにより、未踏領域の超高強度、超高圧、超高密度等の極限状態の下で初めて発現する物理現象の解明が飛躍的に進展することで、学術的に大きく貢献できる。 このようなスーパークリーン超高強度レーザーが実現すれば、レーザー粒子加速研究が急激に進展する。基礎基盤技術では、ビッグサイエンスで必要とされる超大型加速器の小型化、基礎科学では、レーザーイオン加速技術を用いた宇宙の起源解明に資する原子核研究、安全検査技術では、小型加速器を用いた可搬型X線源や中性子源によるインフラ検査技術等にイノベーションをもたらすと期待される。
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