研究課題/領域番号 |
20H01889
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分14020:核融合学関連
|
研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
菱沼 良光 核融合科学研究所, 研究部, 准教授 (00322529)
|
研究分担者 |
嶋田 雄介 九州大学, 総合理工学研究院, 准教授 (20756572)
菊池 章弘 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, グループリーダー (50343877)
小黒 英俊 東海大学, 工学部, 講師 (90567471)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 核融合 / Nb3Sn線材 / 高強度化 / 固溶強化 / 臨界電流特性 / 応力・ひずみ効果 |
研究成果の概要 |
核融合用大型導体に適用されているCIC導体方式では、横圧縮荷重による導体性能の劣化が懸念されており、三元系ブロンズ合金による内部マトリックス補強にて横圧縮荷重印加による性能劣化を抑制できることが明らかとなった。また、三元系ブロンズ合金の最適化の一環としてCu-In/Cu-Sn-Inの組み合わせによる「ハイブリッド母材」を考案し、Nb3Sn相の生成と(Cu,In)固溶体の高In濃度化が可能であることが明らかとなった。
|
自由記述の分野 |
核融合工学、超伝導材料工学、金属材料工学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
三元系ブロンズ合金を適用することで、線材母材を簡易的な固溶強化機構で高強度化が可能となり、これまで懸念されていた横圧縮荷重印加による性能劣化を抑制する新しい方法を見出したことは学術的に意義深いと考えている。 本研究成果は、核融合だけでなく先進加速器や重粒子線医療分野にも波及する成果である。
|