圧力スイングプラズマ反応器を作製しアンモニア合成実験を実施した。その結果、圧力を一定値に保った実験では0.23g-NH3/kWhが最大のエネルギー効率であったが、0.39 g-NH3/kWh というエネルギー効率が、0.8~2.3 bar の圧力スイングの条件で得られた。圧力スイングシステムでは、プラズマ入力パワーの増加とともにアンモニア生成量は飽和し、逆に、プラズマ投入電力を減少させても、生成されるアンモニア量は大きく減少しなかった。その結果、2.0g-NH3/kWhという最高のエネルギー効率は、0.4~1.2barの圧力スイングシステムで試験した最小プラズマ投入電力条件で得られた。
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