本研究では、Lab in a dropの実現に向けた音響場による非接触流体マニピュレーションの概念実証を目的とした。対象とした①各種プロセスの安定制御条件の検証、②同種液滴を用いた「浮遊~蒸発」のプロセス統合、③異種液滴を用いた「浮遊~蒸発」のプロセス実証と統合、④非接触流体マニピュレーションの数値解析を当初計画通りに全て遂行した。実験、数値解析、数理モデルのいずれも駆使した網羅的アプローチに基づき、音響場による非接触流体マニピュレーションの概念実証を達成した。 得られた成果については、25件の学会発表を行い、10報の原著論文、2報の総説論文、および1冊の書籍(分担執筆)が出版となった。
|