研究課題/領域番号 |
20H02125
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
野口 聡 北海道大学, 情報科学研究院, 教授 (30314735)
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研究分担者 |
金 錫範 岡山大学, 自然科学学域, 教授 (00287963)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 高磁場発生 / 超伝導マグネット / 安定性・耐久性 |
研究成果の概要 |
30 Tを超す超高磁場マグネットの開発の基礎検討として、マグネットの耐久性および安定化、経済性の向上研究を実施した。世界的に知られるようになった高磁場下での希土類系超伝導(REBCO)テープ線の機械的破損のメカニズムを解明するために、電磁場・変形連成解析手法を確立した。さらに、安定性向上を目的として、無絶縁巻線REBCOパンケーキ・コイルのターン間接触抵抗を高めるために、ステンレス・テープを共巻きする方法を提案した。ターン間電流が減り、損失も減り、経済性も高められる。
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自由記述の分野 |
超伝導工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エネルギー分野、製薬分野、医療分野などで30 Tを超す超高磁場の利用が求められている。30 Tを超えるREBCOマグネットの開発は進んでいるが、いずれのマグネットも機械的に破損、破壊されている。そこで、機械的破損、破壊の原因を追求することで、超高磁場発生用マグネットの耐久性向上、安定性向上に貢献した。これにより、30 T超マグネットの技術開発が進み、種々の分野での実用化へ近づいた。
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