研究課題/領域番号 |
20H02146
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
戸村 崇 東京工業大学, 工学院, 助教 (10803992)
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研究分担者 |
坂本 啓 東京工業大学, 工学院, 准教授 (40516001)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | アンテナ / リフレクトアレー / 展開アンテナ / 折り紙 / 非平面補償 |
研究成果の概要 |
超高利得・小型収納・大型展開可能なリフレクトアレーアンテナシステムの創出を目的とし,下記3つの研究課題に取り組んだ.(1)非平面補償技術ではリジッド基板とフレキシブル基板で実現可能は反射素子構造を見出し,リフレクトアレーアンテナを試作評価し,その有効性を示した.(2)折りパターンを満たす反射素子では折りパターン幅とアレー周期の条件を決定し,あらゆる素子位置で折り線をまたがない素子形状を見出した.(3)以上の技術を集結し,超小型衛星OrigamiSat-2に搭載可能な超高利得・小型収納・大型展開リフレクトアレーアンテナシステムを設計した.
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自由記述の分野 |
アンテナ工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は超高利得・小型収納・大型展開可能なリフレクトアレーアンテナシステムの創出である.アンテナ形状が不定であったり,アンテナを折り紙構造で折りたたむなどの,従来の常識にはない前提条件がスタート地点となっており,学術的には非平面補償技術や折り線を満たす反射素子など多くの知見が得られた.また,多数の低軌道衛星を用いる無線通信網や地球観測網には通信速度や分解能向上のために高利得アンテナが必要になる.本研究で得られたアンテナシステムはこれらに適用可能であり,無線通信速度の要綱や分解能向上に大きく寄与すると考えられる.
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