研究課題
1.各種IoTをフィジカル空間でセンシングする(自己センシングを含む)それらのデータをツイン上で可能な限りリアルタイムで集積する。2.時間(リアルタイム)と空間を正確にし収集したサイバー空間を、時空間同期デジタルツインと呼ぶ。これは、例えば自動運転のように空間的に移動が伴うものもあり、一方で遠隔監視のように、広帯域なサービスも存在している。3.時空間同期デジタルツインでは、自律、相互にクラスタを形成し、情報の送受が必要である。その際には、1つのエージェント(IoT)が複数のクラスターに所属することがある。エージェントはセンサー/アクチュエータであるために、矛盾制御が生じるので、アイソレーション型の制御を確立した。3´.クラスター構成技術と並行して、P2Pを利用したダイナミッククラスター化技術を研究した。これは、IPv6アドレスを利用し、前半の64ビットで位置を表している。例えば、ADVの場合道路/始点からの距離/車線で構成させ(応用としてはスピードベクトルを入れる)、交差的に対して、これらのアドレスに対して、クエリーをフラッティングして通信を行う。4.これらの時空間同期デジタルツインを用いて、X秒後(例えば30秒)の未来を予想し、繰り返しシミュレーションにより、最適な未来を構成し、それを実現するためにリアルワールドをバックワード制御する技術を開発した。これらの技術は、多くの国際会議等で発表し、PoC(プロトタイプ)を作り、国際会議、国内エキシビション等でデモをした。また、制御技術の一部はグリーン電力制御として評価を受け、現在、ライセンスとスタートアップの準備を行っている。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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IEICE Communications Express
巻: Vol.11, No.2 ページ: 80-85
10.1587/comex.2021XBL0192