SDGsやSociety5.0社会に役立つイノベーションに未だ超伝導が貢献できていないのは高価な液体ヘリウム温度まで冷やさなければ超伝導にならない金属系超伝導線材が用いられているためである。一方、無尽蔵かつ低コストな液体窒素で超伝導になるCu酸化物超伝導薄膜線材は、磁場中Jc特性は応用に求められる特性に達していない。本研究で実施するJcを最大にする超電導材料設計指針により低コストである液体窒素温度下で超伝導応用に必要とされるJc特性まで向上させる。さらに本指針により、既存材料だけでなく新超伝導材料のJcを飛躍的に向上させ、革新的超伝導応用により社会に貢献する。
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