研究課題
住宅室内で発生する粒子を模擬し,実空間において浮遊粒子を計測することにより,換気による粒子の減少だけではなく,重力沈降,拡散沈着の影響を加味し モデル化を行うことで,粒子の挙動について検討を行った。室内空間における広粒径範囲に渡る室内粒子の動的挙動及び相互作用の知見を基に,粒子の浮遊時間,堆積状況,再飛散など粒径別の特性について解明を行った。粒子についても粒子齢の考え方で,粒子の室内での生涯を表すことで,粒子の汚染履歴を解明し,人への影響,対策につなげられるものである。さらに,新型コロナウイルス感染症対策として,模擬飛沫粒子の挙動について解析するために,模擬咳発生装置を用いて,実居室において空調・換気設備,パーティション,ファンによる影響について,可視化および微粒子の計測によりその一端を明らかにした。また,経皮曝露も考慮に入れ新たな実験システムの構築を行い,室内内装表面だけではなく,熱を持った人体表面への沈着について実験的に解明を行った。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
Atmosphere
巻: 14 ページ: 150~150
10.3390/atmos14010150